自爆犯、あわや競技場内へ…検査で入場拒否

オランド大統領も観戦していた「フランス・スタジアム」のサッカー親善試合で、武装グループのメンバー1人が試合のチケットを手に入れていたと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えた。

 試合開始の直前に入場しようとしたが、入り口で行われていた持ち物検査で警備員に入場を拒否され、スタジアム近くで自爆したとみられる。

 仏検察によると、武装グループが使用したのは、2005年のロンドン同時テロでも使用された高性能爆弾で、襲撃現場で死亡したメンバー7人は、いずれも爆薬を巻き付けたベストを身に着けていたという。
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犬にはチョコより危険なキシリトール

米ノースカロライナ州シャーロットのトニア・コックスさんは、シュガーレスガムに入っている甘味料のせいで愛犬のマーフィージョーが死にかけるとは想像すらしていなかった。

 1年ほど前のある日、コックスさんが帰宅すると、ラブラドゥードル(プードルとラブラドール・レトリバーの交配犬種)のマーフィージョーがカウンターの上に置いてあった息子の「アイスブレーカー」ガムを前足で床にはたき落とし、20個ほど食べてしまっていた。しばらくしてマーフィーは吐き始め、その後、昏睡(こんすい)状態に陥った。地元の動物病院で肝不全と診断された。
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 コックスさんは病院で、「子どもたちを(診察室に)入れてお別れのあいさつをさせてあげてくださいと言われ」、「みんなで犬を抱いて泣いた」という。だが、3度の血漿(けっしょう)輸血の末、マーフィージョーは復活した。治療費は5000ドル(約60万円)を超えた。

 犯人はキシリトールだった。食品への使用が増えている人工甘味料だ。人間が食べても安全とされているが犬には非常に有害で、犬に良くないことで知られるミルクチョコレートの100倍もの毒性がある。専門機関によると、キシリトールによる犬の中毒事故が増えており、死に至るケースも出ている。

 ペットの急性中毒に対応する「ペット・ポイズン・ヘルプライン」センターのアナ・ブルトラーグ博士は、キシリトールに関する電話が「劇的に増えている」と述べた。同センターでは、キシリトール誤飲(それと疑われる例を含む)についての電話は今年これまでに2800件に上っている。09年には300件だった。
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 博士によれば、キシリトールは同センターのスタッフが対応する食中毒の中でも最も危険な部類に入る。「キシリトールについて聞いたことがない、あるいは、この無害な普通の甘味料がペットの毒になり得ることを知らない犬の飼い主は依然多い」という。

 キシリトールを食べて死ぬ犬の数について、包括的なデータはない。

 一部の飼い主はキシリトール入り製品に警告ラベルを貼るよう求めており、オレゴンの団体はそうした動きを求めてオンラインの署名活動を行っている。だが、そうした運動が現実的でなく犬の飼い主に周知させることが最善の対策だと考える専門家もいる。

 メーカーは、キシリトール入り製品には適切なラベルを貼っており、それらの製品は人間用に作られていると話す。

 キシリトールはガムのほか、ミント、ガム状のビタミン剤、歯磨き、一部のピーナツバター、メラトニンの睡眠薬に使われている。カロリーが砂糖の3分の2ほどで、糖尿病の人にとっては砂糖より安全だ。虫歯予防の効果を示す研究を挙げるガムメーカーもある。

 キシリトールは植物から採取される糖アルコールの一種で、人間は耐性があるが犬が摂取すると急激にインスリンが分泌され、低血糖症状を引き起こし、発作や脳障害につながる恐れがある。肝不全の危険もある。

 米国動物虐待防止協会(ASPCA)は2004年にキシリトール関連で82件の電話を受け、初めて警告を発した。14年には3727件の電話があり、少なくとも11匹が死亡した。報告されていない事故も多いとみられ、同協会では実際の中毒事故はこれより多いとみている。

 キシリトールはネコにとっても毒なのではないかという懸念もあるが、それを裏付けるものはほとんどないという。ウシやヒヒなど他の動物に有害な可能性もある。