芦屋日本一厳しい広告条例施行 複雑規制に商店主困惑

高級住宅街として知られる芦屋市できょう1日、屋外の看板や広告を規制する“日本一厳しい”屋外広告物条例が施行された。同市は「すぐに違反に罰金を科すわけではない」と、最長10年間の猶予期間があることなどを強調して理解を求めるが、複雑な規制内容に商工関係者からは不安の声が漏れる。(前川茂之)

残されることが決まった芦屋市役所の市章


 「7センチ高いですね」。6月下旬、同市内で不動産業を営む新谷勝彦さん(60)は10年以上掲げる店の看板について、市職員から指摘を受けた。市条例では壁から突き出た看板の高さを、地面から上端まで4・5メートル以下と規定。新谷さんの店はわずかに超えていた。

 ただ、職員は「今回は許容範囲だが、看板を新調する時は低くして」と話したといい、新谷さんは「規定があいまいすぎて何が違反なのか、市にしか分からない」と困惑する。

 阪神打出駅前の打出商店街では、条例施行に先駆け、アーケード出入り口にあった広告3枚を撤去。施行後の撤去なら市から補助金が支給される可能性もあったが、金田一・打出商店会長(65)は「違反になると分かっているなら、先に外した方がいい」と話す。

 昨年12月~今年1月の同市の調査では、市内8928件の広告物のうち、市条例よりも規定が緩い兵庫県条例にさえ適合しない看板や無許可広告など「違反状態」が半数近く。さらに7月以降、新たに923件の違反が加わることになる。

 同市都市計画課は「県条例違反と無許可広告物の是正を優先してきた」と言うが、今も違反広告は多く残ったまま。担当者は「是正の意思がある業者の事情はある程度、考慮する。やむを得ない場合は命令措置をとるが、罰金まで至るケースはめったに発生しないはず」との見方を示す。

 不安を募らせるのは商店主だけではない。のぼりなども規制対象となるため、市民には「住民運動が制限されるのでは」との懸念の声もある。同課は「非営利活動には適用除外の規定もある。個別対応で丁寧に説明して回りたい」としている。


 芦屋市屋外広告物条例 七つの規制区域ごとに看板の大きさ、掲示位置、色などを規定。屋上広告とアドバルーンは市内全域で全面禁止とし、突き出し看板の規制などは全国で最も厳しいとされる京都市を超える規定を設けている。罰則規定もあり、違反者には最高で50万円以下の罰金が科せられる。違反広告の撤去・改修には費用の助成制度がある。

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