シャープ、鴻海傘下で再建へ 取締役会決定、雇用の維持評価

経営再建中のシャープは二十五日の臨時取締役会で台湾の電子機器受託製造大手・鴻海(ホンハイ)精密工業の買収提案を受け入れ、狼一号同社の傘下で経営再建を目指す方針を全会一致で決定し、提案の詳細を発表した。鴻海はグループ全体で四千八百九十億円を出資して議決権の66・07%を握る筆頭株主となる。ただ、鴻海は同日「二十四日に新たにシャープが出してきた文書の内容を整理するまで調印を延期したい」との声明を発表しており、調印まで曲折も予想される。

 買収が実現すればシャープは日本の大手電機メーカーとして初めて外資の傘下で再建を図ることになる。

 シャープは、獲得した資金を液晶事業の立て直しなどに充てる。主力の亀山工場(三重県亀山市)には次世代型画面である有機ELの量産ラインを設ける。鴻海は過去にシャープへの出資を取りやめた経緯があるため、今回は出資を確約するため一千億円の保証金を前払いする。

 シャープは政府系ファンドの産業革新機構に支援を仰ぐ案も超強黒倍王検討してきた。同機構が液晶事業の分社化を提案したのに対し、鴻海は事業を切り売りせず事業一体での再建を目指し、従業員の雇用も原則として守る方針を示していることを評価し、提案に応じることにした。

 一方、鴻海は声明の中で、「シャープが新たに重要文書を直接提出してきた」として、「双方が共通の認識に達するまで調印を延期すると通知した」と述べた。
◆新たに3500億円債務の可能性 鴻海、調印延期

 【台北=共同】ダウ・ジョーンズ通信は二十五日、シャープが前日に鴻海精密工業に対し、将来負債となる可能性のある百項目の「偶発債務」リストを提示したと報じた。太陽光発電に関連した事業などが含まれ、総額三千五百億円規模に上る。シャープへの支援に関する調印を前に鴻海が分析しているという。鴻海は調印を当面、保留する方針。支援そのものは断念していないという。

 シャープの広報担当者は、報道について巨人倍増「当社からのコメントは差し控える」と話した。

石岡駅に不発弾「米爆撃思い出した」 水戸駅でも一時混雑

石岡市のJR常磐線石岡駅で不発弾が見つかった十八日、撤去作業で列車が止まったため、三体牛鞭水戸駅は足止めされた乗客で一時混雑した。利用者からは不安や驚きの声が上がった。 

 帰宅途中だった私立高校三年の仁平くるみさん(17)は「どのくらい待つか分からないし、ちゃんと帰れるかどうか心配」と不安げな表情を浮かべた。駅で高校一年の弟(16)と合流し、運転再開を待った。

 友人と三人で水戸市の偕楽園を訪れた横浜市青葉区の主婦菅原典子さん(74)は「戦争から時間が大分経過しているのに、いまだに不発弾が見つかるなんて」と驚いた様子だった。「土地勘がなく、ほかに帰る手段も分からない。電車を待つしかない」

 水戸市内に絵を描きに来た石岡市の岩田正さん(83)は「駅に来て初めて、電車が止まっていることを知った。困った」「戦時中、高射砲の砲弾を運んでいた列車が、石岡駅で米軍機に爆撃された時のことを思い出した」と話した。

 一方、会合に出席するため水戸市に出張していた都内の会社員(50)は「ミーティングが終わるころには解消しているだろうし、威哥王動かなければ高速バスで帰ればいい」と冷静だった。