<米兵飲酒事故>「沖縄見下している」…哀悼期間、県民怒り

在沖縄米軍が基地外での飲酒などを禁じる綱紀粛正策を発表してからわずか1週間。沖縄県で酒に酔って車を運転し、2人にけがをさせた米海軍兵が逮捕された。繰り返される米兵事件に、県民からは「沖縄を見下している」「日米地位協定を見直すしかない」と怒りの声が渦巻いた。【川上珠実、平川昌範】

 「うるま市の事件で沖縄全体が悲しみに暮れる中、言語道断だ」。逮捕されたアイメ・メヒア容疑者(21)が所属する嘉手納基地がある嘉手納町の當山(とうやま)宏町長は、同基地勤務の軍属の男が女性会社員の死体遺棄容疑で逮捕された事件に触れ、「基地外の飲酒が禁止されている中での飲酒運転で、いったいどうなっているのかとむなしささえ感じる。日米地位協定の抜本的見直ししかない」と憤った。

 嘉手納町は町面積の82%を米軍基地が占める。同町の会社員、徳里京子さん(42)も「綱紀粛正後も米兵の事件が繰り返されるのは今回が初めてじゃない。私たち沖縄のことを見下しているのではないかと思ってしまう。7歳の長男がいるので、また事件や事故が起こったらと思うと怖い」とため息をついた。

 うるま市の事件を受けて開かれた抗議活動なども撮影した沖縄市の写真家、豊里友行さん(39)は「『哀悼期間』に基地外で酒を飲むこと自体が信じられない。こんなにも事件が何度も繰り返されると、もう在沖米軍や米兵を信頼できなくなる。通りで米兵を見る目も変わってしまう」と語気を強めた。

 那覇市に買い物に来ていた南城市の会社員、比嘉恵子さん(58)も「沖縄では何をしてもいい、という戦後の米国統治下時代の気持ちが抜けていないのではないか。被害者の不安を軽減するためにも日米地位協定を改定してほしい」と訴えた。

 また、名護市辺野古で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設の抗議活動を続ける沖縄平和運動センター議長の山城博治(ひろじ)さん(63)は「今回の飲酒事故は『米軍は綱紀粛正はしない』というメッセージにも受け取れ、開いた口が塞がらない」と語った。

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