岡島、古巣Rソックスの始球式で現役引退

巨人や米大リーグのレッドソックスなどで活躍した岡島秀樹投手(40)が、8月11日(日本時間12日午前8時10分)のレッドソックス―ヤンキース戦(ボストン)で行われる始球式を最後に現役引退することが17日、分かった。

 07年の世界一に貢献するなど、メジャーでの功績をたたえた球団側が花道を用意。古巣のユニホームに袖を通すマウンドが、ベテラン左腕にとって“ラスト登板”となる。

 現役としてかなわなかった岡島の夢が実現する。「最後はボストンで終わりたいです」。06年オフに日本ハムからFA宣言し、31歳で飛び込んだメジャー最初の球団がRソックスだった。8月11日、本拠地のフェンウェイ・パークで行われる伝統のヤンキース戦。試合前の始球式を最後に、現役引退を表明することになった。

 昨季限りでDeNAを退団し「これが最後です」と自身3度目となる米球界挑戦を決めた。オリオールズとマイナー契約。通訳やトレーナーはつけず、たった1人でメジャー昇格を目指した。最も年の近い選手で8歳下。自前のおにぎりを持参し、過酷なマイナーのキャンプに身を投じた。

 オープン戦5試合で自責点0。結果を出しながら、3月末に契約解除を伝えられた。「今でも、やればできるという気持ちはあります。米国でダメだったら、引退しなければいけないと思っていましたから」。すでに帰国し、由佳夫人や家族にも意思を伝えた。

 メジャー移籍初年度の07年に66試合で27ホールド、防御率2・22の 好成績で、世界一に貢献した。セットアッパー、勝利の方程式の一角を担い、計5シーズン在籍。功績は計り知れない。「野球選手として自分の仕事ができた喜びを知った球団ですね」。岡島自身も粋な計らいを見せてくれたレ軍に感謝し、最後の1球に魂を込めるつもりだ。

 「メジャー初登板で初球ホームラン。それが一番、印象に残っています」。07年4月2日のロイヤルズ戦(カンザスシティー)。6回から3番手で登板し、初球の外角直球をバックに本塁打された。「困ったらアウトローだった。それを簡単に、ですからね…」。相手のオーダーをノートに書き、寝ずに配球を考えるようになったのも悔しさがあったから。チェンジアップは「オキドキボール」と呼ばれ、野球にうるさいボストンのファンからも愛されるプレーヤーになった。

 リリースの瞬間に顔を下へ向ける独特のフォーム。巨人でも00、02年の日本一に導いた。「ON対決で胴上げ投手にならせてもらえた。松井さんの存在も大きかった。やっぱりヤンキース戦は力が入りましたから…」。目立った故障もなく、太く長い道を駆け抜けた。キャリア通算815試合登板。日米で一時代を築いた名リリーバーの、22年間の野球人生が完結する。

 ◆岡島 秀樹(おかじま・ひでき)1975年12月25日、京都府生まれ。40歳。東山高から93年ドラフト3位で巨人入団。中継ぎや抑えとして2000、02年の日本一に貢献。06年に日本ハムへ移籍し、自身3度目の日本一。同年オフにFA権を行使し、レッドソックス入りを果たした。1年目となった07年から27ホールドの活躍で世界一に貢献。ソフトバンク、アスレチックスなどを経て、昨季はDeNAに在籍した。日本通算は549試合で38勝40敗50セーブ74ホールド、防御率3・19。メジャー通算は266試合で17勝8敗6セーブ84ホールド、防御率3・09。186センチ、93キロ、左投左打。既婚。

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