馬鹿になるなら

やる気だな。

いいだろう。

勝負しようぜ?

安静に、過ごすんだ。

安静の呼吸で、過ごすんだ。

今朝は、マシだった。

普段よりも、目覚めることが出来た。

夜も、眠るための体になってから、眠りにつくことが出来た。

この勝負は、難しくはない。

ただ、根気が要る。

全ての呼気と吸気に制限を掛ける。

呼吸の統制だ。

安静状態を、呼吸の制限によって、強引に作り出す。

中々、感じがいいのは、それが、元々の呼吸だからだろう。

生きてる内なら努力が出来る。

今、努力してもいいだろう。

呼吸の統制。

呼吸に制限を掛ける。

一見、辛いことの様だが、これをやらずに辛いより、やって辛い方がマシだ。

呼吸の統制によって、なにかを変えられるなら、そのなにかに、すがりつきたい、わらにもすがる思いで。

強引に、安静状態を創出し、そのまま過ごす。

体調、崩し掛けても、平気でそんな真似しようとするのは、俺が馬鹿だからだ。

馬鹿の一念、岩をも通す。

呼吸を意識して行おうだなんて。

それ位しか出来ることのない自分が、哀れで愚かだ。

しかし、やろう。

何故か、勝手にやりたくなるのは、この先に、なにかいい手が控えてるからだ。

自分の停滞を弾き飛ばす有効打が用意されてることを予感出来るからだ。

生きてる内なら努力は出来る。

一生懸命、呼吸したっていいだろう?

体に悪いかどうかは、明日以降、考えればいい。

今、この統制は、とても気持ちがいい。

歩き方を意識して楽しく歩くのと同じ様に、呼吸を意識して運命を変える。

ただ、意識すればいいだけだ。

これをやることで、恐らく、鍛えられる部分がある。

その予感はする。

基本的に、体の内側を意識し続けるので、横隔膜や腹筋、呼吸筋を鍛えられそうだ。

決め手は、楽に呼吸しないこと。

絶えず、呼気と吸気を制限すること。

そんな、退屈な遊びが、俺には楽しいんだよ。

もしかすると、なにかの、物凄くいい効果を期待出来る。

常に、お腹を意識しているので、お腹が痩せるかもしれない。

酸素の制限なんて、なんの役に立つのか良く分からないけれど、楽しかった昔に帰れる気がする。

自然に失ってしまっていたのであろう肉体の一機能を、自然に取り戻したい。

なんの意味があるのかって、この、地味で無駄なこだわりが、俺らしくていいんだ。

もう一度、俺を、俺色に染め上げる。
五夜神
花痴