リオ五輪、警備の精鋭警官3人撃たれる スラム街に誤進入

ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で10日、リオ五輪の警備に当たっていた警察精鋭部隊の隊員3人が、麻薬組織が拠点とするスラム街に誤って立ち入り、銃撃される事件があった。当局が発表した。1人は頭部を負傷したという。

 現場はリオデジャネイロの国際空港に近いコンプレクソ・ダ・マレー(Complexo da Mare)地区のファベーラ(貧困街)。ある警官が匿名を条件に語ったところによると、国家治安部隊の隊員3人が乗った車が誤って進入したところを麻薬密売人によって銃撃されたという。

 司法省は声明で「警官1人が頭を撃たれて手術を受け、現在は経過観察中だ。別の警官も撃たれたが重傷ではない」と明らかにした。

 アレシャンドレ・ジモラエス(Alexandre de Moraes)法相は「痛ましく、卑劣な攻撃だ」と事件を非難した。現在、容疑者の特定を進めており、すでに2人を割り出したとしている。

 襲われた隊員らは、南米で初開催となるリオ五輪の警備のために連邦政府が投入した5000人の警察部隊に所属。大会の警備には兵士や警官ら計8万5000人が投入されている。
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