心理テスト 恵子と課長

恵子は今日の外回りを考えると憂鬱だった。

同伴者が最も嫌いな上司だったからだ。

生理的に受け付けない、いわゆる嫌味のある男。

程無く車は走り出し、いつものように無言の時間が流れる。

渋滞にはまった時に課長が口を開いた。

「ねえ。明日、晴れるかなあ。」

そんなことはYhoooで調べろ、といつもは無視するところだが

今日は「晴れるといいですね。」と答える気になった。

恵子も明日は晴れてほしいと思っていたこともあったのかもしれない。

そう。明日はYYCというサイトで知り合ったKenjiという素敵な男性と初めてデートするのだ。

素敵と言ってもお互い、写メの交換は会うまでしない約束だったのでその内面が、と言うことだが。

そんなちょっと高いテンションのためか、今日は恵子からも問いかけてみた。

「課長、明日なにかあるんですか?」

「ん~、いやね、僕さあ出会い系っていうの?あれやっててね。」

「へ~。意外ですね。」まあ、内心はスケベ親父が????と。

「ある女の子と明日会う約束したんだ。」

「まあ、お互いまだ顔も知らないんだけどね。はは。」

「そうなんですか。課長独身ですもんね。頑張ってくださいね。どこで会うんですか?」

「見に来ないでよ。新宿のプラザホテルのラウンジで18時。」

確かに恵子には、はっきりと記憶のある場所と時間。

そんなはずはない。

これは単なる偶然、そう偶然だよ。

必死に自分に言い聞かせつつも、今は心臓の激しい鼓動を課長に悟られないようにすることで精いっぱいだった。

そんな恵子のことを気にもせず、大原賢治課長は車を走らせた。

つづく。

はい。もうお察しかと思いますがあり得ないことではないですよね。
で、あなたならどうする?

1.単なる偶然だと信じて約束通り待ち合わせ場所に行く。

2.待ち合わせ場所には行くが、遠巻きにみて課長だったら無視して帰る。

3.課長、ホントはやさしくて素敵な人だったんだと見なおして付き合う。

4.お前は小泉八雲か!と言って課長をぶん殴って車を降りる。

これであなたの心理がわかります!か?
V26
曲美