もっと一緒にいたかった

あたたかくて動いてて柔らかいはるをもっと抱きたかった。
すぐには数え切れない年月を一緒にいたかった。
もっとたくさんキスして話しかけて見つめ合いたかった。
いつも半分食べ残すカリカリを、はるを膝に乗せて手のひらで食べさせて、その背中に唇当ててふーって息吹きかけるのがしたかった。

私が横になってると、それがどこでも私の顔を枕に寄りかかって丸くなるはるを感じたかった。

いつもそうやって寝る時間になって、ゆっくりはるをどけて「薬飲んでトイレ行ってくるから、すぐ戻ってくるから待っててね」と話しかけると、私が部屋を出るまでずっと見てて、戻ってくると待ち遠しかったように身じろぎするはるをもっと毎日、毎日、何千回もみたかった。

うつ病になって自己愛が足りないと指摘されて、これからは自分の中の真っ黒い穴に、たっぷり愛を注いでいこうと思った時に、浮かんだイメージの穴が、一軒家の土地くらいでかくて底無しでそのへりで私とはるが立って、赤いハート型のクッションを投げ入れてる図で、全然底が見えなくて、でもはると15年20年一緒にいるうちに、この穴にハートが溜まっていけるかなと思っていた。

拾ってきたモネにもちーにもこれ以上ないくらい優しくて愛情深いはるを見て、私が救われて、はるみたいになりたいと思った。

ほんとにはると結婚したかった。本気過ぎて、それをはるに言ってたら、私が人間の恋人できた時に傷つけてしまいそうだから、心の中だけで言うようにした。

トイレにするっと入ってきて、顔をすりすりするのが愛おしかった。

生きてるはるともっとずっとたくさん一緒にいたかった。

私に抱かれて、とろとろに溶けた白い毛並みと寝息と、うるんだ瞳を見つめていたかった。
五便宝
男宝
黒倍王

ネクタイ姿が・・・

もう暑いというのに、賢者たるオレ様は炎天下に放り出されたのだった。仕方がないのでオッサンたちの姿を観察していたのだが、これほどネクタイ姿がいないとは……。

 数人ほどネクタイ姿のオッサンはいた。外ではあっても、見るからに業務展開中であるため参考にはならない。久しぶりに街中をネクタイ姿というテーマを持って観察していたのだが、これほど少ないとは思わなかった。また外でなら、こんなもんかな。

 知り合いのタクシー運転手は、きっちりとネクタイをしている。聞いたらタクシー内の環境は劣悪なんだと。客商売だからネクタイをするのだが、暑ければ冷房を強めるし、日差しが強いとそれでやられるんだと。暑いんだか寒いんだか、不明な環境にいるな。

 首輪まりの冷却材があるのは知っているが、ネクタイに装着できるものはないのかな。オレ様も持っていたが、首輪まりの冷却材は持続時間が意外に短いからなぁ。
勃動力三體牛鞭
狼一号