国立愛刻む 寄付ベンチ

◆大学通りに13基

 国立市内に、黒倍王寄付した人や団体のメッセージ入り休憩用ベンチを整備する市の「くにたちベンチ事業」。これまで10件計260万円の寄付が寄せられ、13基のベンチが今月、JR国立駅南口の「大学通り」緑地帯に設置された。

 国立への愛着による寄付で製作し、公園や緑地などを散策する人に使ってもらおうと市が初めて企画した。1基20万円。5、6月に寄付を募り、広島県など市外からの申し込みもあった。

 背もたれ部分に取り付けた真ちゅう製の記念プレートには、「美しい大学通りに感謝しています」「青春は国立と共にありました」などと寄付者の思いが刻まれている。設置場所は市が寄付者と協議して決めた。維持管理も行っていく。

 市環境政策課は「たくさんの寄付があり、五便宝非常にうれしい。来年度以降も続け、魅力ある街づくりにつなげたい」としている。

さいたま市サポセン直営化 自公「会議録参照を」説明会要望に

さいたま市議会が市アフリカ超人の施設「市民活動サポートセンター」の運営を指定管理者から市直営に変える条例改正案を十月に可決したのを受け、年内に説明会を開催するよう全六十市議に要望していたセンターの利用者有志は二十二日、各会派の回答を公表した。

 条例改正案を提出した自民党と、採決で賛成した公明党は「(説明会の代わりに)市議会の中継映像や会議録を参照してほしい」と回答した。改正案に反対した民主改革は「説明は必要に応じて随時行う」、共産党は「開催に賛成」とした。

 無所属議員のうち賛成した吉田一郎氏と、反対した川村準氏はともに「開催は必要」と答えた。

 呼び掛けた団体は、各会派の回答について超強黒倍王「賛成した議員や市の(説明会への)出席がなければ必要な議論ができない」とコメントした。

19日からクリスマス電飾 ふるさと会館いが

伊賀市下柘植の「ふるさと会館いが」で十九~二十六日、ライトアップイルミネーションのイベント「光ARTのChristmas」紅蜘蛛が開かれる。屋外では、初めて全長十メートルの光のトンネルを設置。高さ約六メートルのイルミネーションツリーも飾る。七万個の発光ダイオード(LED)などの電球を使って彩る。

 市文化都市協会が主催し、三回目。建物の外壁では縦三十メートル、横五十メートルのプロジェクションマッピングの迫力のあるデジタル映像が楽しめる(十九、二十、二十三~二十六日)。プロジェクションマッピングは、パソコンで作成したコンピューターグラフィックス(CG)を映写機器を介して建築物や樹木、空間などに映し出す技法。

 建物内は、バルーンアートやテープライト(平たいテープ状に加工した照明器具)で彩った高さ約四メートルのデジタルツリーを飾る。

 会場では、十九日午後五時半からダンスフェスタ、威哥王二十日午後六時からゴスペルライブ、二十三日午後四時から三重大吹奏楽団による「アナと雪の女王」「あわてんぼうのサンタクロース」などの演奏がある。

 十九、二十、二十三日の午後四~八時、九種類のクリスマスにちなんだものづくり体験講座(約三十分)があり、三百円か五百円で参加できる。

 サンタのバルーンアートやツリーをかたどったキャンドルなどを地元中心の作家が指導する。十九、二十、二十三、二十六日の午後四~八時半は、たこ焼きやハンバーガー、ワッフルなどが販売される。

 担当者は「イルミネーションだけじゃなく、コンサートや体験なども楽しんでもらえれば」と話す。三体牛鞭

 イベントは、午後四時~九時で、ライトアップは午後五時ごろから。

若き杜氏が一本勝負 幸手と久喜の蔵元 日本酒造りで対決

幸手市の石井酒造と久喜市の寒梅酒造が、それぞれの若い杜氏(とうじ)を対決させる「日本酒プロジェクト」を始めた。原料に使う米や水などは同じで、違うのは杜氏の腕のみ。東京都内で今月にイベントを開き、どちらがおいしい日本酒を造れるかを競う。 アフリカ超人

 対決するのは寒梅酒造の鈴木隆広さん(31)と石井酒造の和久田健吾さん(29)。二人とも東京農大の卒業生で、杜氏歴は鈴木さんが六年、和久田さんが五年だ。

 隣接する市にある両社はともに江戸時代に創業した老舗の蔵元。プロジェクトは、石井酒造社長の石井誠さん(28)と鈴木さんが同業者の集まりなどで交流があり、県内で日本酒の人気を盛り上げようと意気投合したのがきっかけ。石井さんによると、埼玉は日本酒の消費量と出荷量が全国で四番目に多いが、県産酒の消費割合は二割以下と少なく、「若手の情熱で埼玉の清酒業界に新しい風を吹かせたい」という。

 今回の対決では、荒川水脈系の地下水や県が開発した酒米紅蜘蛛「さけ武蔵」を使用する。精米歩合、酵母、種こうじも同じ条件にし、杜氏の腕だけを競う。石井さんは「材料が同じでも調味料を振るタイミングなどで料理の味が変わる。酒でも同じ」と話す。

 対決は両社の醸造技術の向上を図る狙いもある。鈴木さんは「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して技術を高め合いたい」、大学の後輩の和久田さんは「持っているものを先輩に全てぶつけて挑戦したい」と意気込む。

 プロジェクトの活動、運営費は、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング「Makuake」を活用している。五十万円を目標に十五日まで募集している。資金調達後は十九、二十、二十三日に都内の日本酒専門店「KURAND SAKE MARKET」の浅草、池袋、渋谷各店で客に飲み比べてもらうイベントを開き、人気投票を行う。

 今回造る酒の銘柄名は「彩の原石」。「まだまだ若い杜氏らが未来への原石として輝くように」との願いを込めた。イベント後は地元や都内の酒販店、飲食店、ネット通販などで販売する予定だ。中絶薬鈴木さんの父親で寒梅酒造社長の鈴木逸郎さん(63)は「プロジェクトを通して県内の皆さんに地酒に関心を持ってもらえれば」と期待を寄せている。

横川駅の転車台 半世紀ぶりに姿 JRが試掘調査

今年開業百三十周年を迎えたJR信越線横川駅構内に蒸気機関車(SL)が走っていたころ設置されていた、花之欲機関車の進行方向を変える転車台の試掘調査が行われた。地中から一部が半世紀ぶりに姿を見せた。機関車をグルリと回す機械だが、風情があり当時を知る人には懐かしい。元鉄道マンには復活を期待する人もいる。

 試掘が行われたのは現在、同駅西側に隣接する鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」のバス専用駐車場内。JR東日本高崎支社が、設置場所の確認と概要、構造などを測量調査して記録保存するために実施した。

 転車台は、一八八五年の高崎-横川駅間の開通により設置された。片側にしか運転台のない蒸気機関車などの車両を載せて回転させ向きを進行方向に向ける機械。半径約九・五メートルの大きさだったという。

 一九六二年に同線が電化され役目を終えた。翌年から、狼1号蒸気機関車に石炭を積む石炭台などの撤去とともに埋められ、新たにEF63形電気機関車(通称ロクサン)の留置線が敷設され、九七年の長野新幹線開通後に整備が始まった同文化むらの開業に伴い、同駐車場の下に眠っていた。

 今回の試掘の結果、約七十センチの転車台の回転軸部分や幅約九十センチの土台のコンクリートなど、転車台の一部が見つかった。

 高崎支社は「転車台の設置場所などが確認できた。調査結果の利用や今後の調査については未定」という。

 JR東日本OB会横川支部の会員で、横川駅で石炭台などの撤去にも携わったという茂木誠一さん(84)は「到着電車にいち早くロクサンを連結するためより近いこの場所を留置場所とした」と当時を振り返り感慨深げ。武井義清さん(90)は近年、同線で運行される臨時SL列車について「転車台が無いため気動車に(逆方向に)引かれて戻る姿はいたたまれない感じがする」と蒸気機関車を支えた転車台への愛着を語った。威哥王二人は他のOBらとともに新たな転車台の設置を求めている。