そういえば

中国の話『荘子』
古代中国の思想家である荘子(そうし)は、中国の戦国時代の宋の国に生まれたとされる。
中国の思想のひとつである道教の始祖の一人とされる人物。ちょっと孔子の影響を受けているbridal academy 日校

彼の著書『荘子』の中の話に、
「孔子の門人である子貢が楚の国に行った時、畑を作っている老人に出会ったbridal academy 日校
その老人は、水瓶を抱えて井戸に入り、くんだ水を畑にやっている。
大変そうに見えたので、
井戸から水を汲み出す装置であるハネツルベの作り方を示し作ってやった。
ところが、その老人は、感謝もしない。また、使おうともしない。
そしてbridal academy 日校
『機械あるものには必ず機事あり、機事あるものは必ず機心あり』と答えた」という。

ちょっと意味が分かりにくいが要約すると、
「便利な機械が生まれると、機械を使う仕事が生まれる。
ところが、機械を使っていると、それに振り回されることになる。
だから、私は、そんなものは使わない。と突っぱねた話。」
今の世の中便利なものが増えて来て、
次から次に新しい便利なものに置き換わって来ている。
新しい便利なものが生まれると、それに対して思わぬ犯罪が生まれたりする。
便利を追究していくと、結局は、何が便利で何が不便か解らなくなる。
という意味のことを語っているようだ。


そういえば、
ここしばらく、新聞記事を賑わしている記事に、
大手企業を狙ってサイバー攻撃が仕掛けられ、多くの重要機密を盗まれたかもしれないとある。
また、国会議員の機密に当たる情報をインターネットを通して盗み出され
重要情報が、外国の、ある機関に対して筒抜けだったという。
こんなことを見てみると、
我々は、便利な世の中に住んでいるようだが、以前になかった犯罪がはびこったり、
ネットを通しての不都合な出来事が、増し加わっているような世の中になってしまったようだ。


時には、今の世の中でスマホはおろかケータイさえも拒絶する人がいる。
ちょっと驚く。
『機械あるものには必ず機事あり、機事あるものは必ず機心あり』
の精神なのかと感心する。

そこで、
ケータイを持っていない、その人に
「どうして?」と理由を聞くと、

「電話をかける相手がいないだけ」

他人事ではない

哺乳動物には尻尾(しっぽ)があるのに人間は尾てい骨あたりにそれらしい名残をとどめているだけで、
それに類するものもない。
あったからと言って銅鑼灣通渠
尻尾を使って木の枝にぶら下がったりする訳でもなし、ハエを追い払う必要もない。

ところが夏目漱石の弟子、内田百閒は猫の仕草を見て自分にも尻尾があればいいと随筆に書いていた葵涌通渠
彼が、拾って飼っていた猫が、うつらうつら、まどろんでいるところに声をかけてみると魚肝油功效
その猫は、億劫(おっくう)がって尻尾だけで返事をすることがあるという。
自分は今眠くって、返事をすることが出来ないことを暗に尻尾を少しあげて表現するそうだ。

百閒自身が、まどろんでいたり、返事をしたくない時など、
そんな風にできるのであれば、尻尾ほどありがたいものはないと括(くく)っていた。

内田百閒に限らず、重要案件だけはなんとかやりこなすが、
何でも出来るだけ先送りにして、ものぐさに過ごしていきたい人間は世の中に多い。

だけども、そんな風に過ごしていると、とかく非難されやすい。
これを非難すべきではないという
アメリカの心理学者チョイ・チュー氏の研究が、時々ニュースなどの話題にのぼることがある。
一部の今日のニュースにも取り上げられていたが、
その研究というのは、「宿題など提出日ギリギリに出す学生ほど
『自信家』で『集中力が高く』『時間を有効活用している』
と200人以上の大学生を対象にした行動研究から導き出された」というもの。

そのような行動を『積極的先送り(Active procrastination)』と呼ぶそうだ。

何でも、締め切りギリギリまで追い込まれないと出来ないという人がいるが、他人事ではない。
こういう人は、『集中力が高く』『時間を有効活用している』
というお褒めの言葉をいただけるのであれば、
この性格、ちょっとヤメられないという気がしてくる。

周りのヤンヤ ヤンヤと言われる言葉を馬耳東風とばかりに聞き流し、
ギリギリになるまで、けだるく過ごし、
何を言われても生半可な返事を尻尾に託していれば、お褒めの言葉をもらえるのだとすると、
『積極的先送り(Active procrastination)』も悪くはない。