数字まみれの世界

あまり知られていないかもしれないが、猫は数を数えようと思えば数えられなくもない。前にドキュメンタリーで7匹生んだ母猫がふいに目の前から消えた1匹を探しウロウロしているのを見たことがある。
猫は産後匂いで獣がおびき寄せられるのを嫌いねぐらを変えるが、その母猫は4ー5匹新しいねぐらに運んだとこでミイミイ言ってる残りの仔猫をいったん確認して、はてよ?と思い直し(その時のキョトンが可愛いったらない!)、
新しいねぐらへトットットと駆けて行き、えーやっぱり一匹いない!!と慌てていた。
ということはだ、足し算か引き算かなんかしら頭の中で数が行き来したはずで、猫が飼えない大の猫好きの私からしたらもう言いようもない愛おしさを覚えずにおれなかったということをこの場を借りて報告しておこう(誰に?なんのために? 。。。なんじゃソレ、笑)
 
ところで私たち人間には自分たちを軸として他の生物の知能を計るいけない癖があるが、それによると猫はだいたい3歳児ぐらいの…ということらしい。まったく猫に失礼な話だ。
英才教育されてる子を除き私たちは、小学校で私たちの暮らしには数が存在するということを学ぶ。そうして足し算引き算かけ算割り算など学んでいき、いつしか数字なしでは日常生活がままならないほどに数字でできた世界にどっぷり浸かってゆくことになる。
給料、身長、体重、スリーサイズ、年齢、カロリー、成績、順位、血糖値、日付、時刻、電話番号、友達の数、クリック、ポイント、株価、気温、降雨率、死亡率と数字のリストは続く。
逆に数なしではもう、現代の私たちは宙を見つめてぼーっとしてしまうだけだろう。
 
しかしそんな数の文化はこの世にもとからあったものではない。地球の存在する時間を一つの軸としたとき、その最後の方にちょこっと現れ存続している人類の歴史だが、そのまた終わりの方に数の文化がある。
たとえばアラビアン数字と俗に呼ばれる私らに一番なじみの深い数字は、インド、ペルシア、それから今戦争やってるイラク、シリア地方で12世紀に確立したというから驚きだ。一説では、まだまだ物々交換が主流だった市場で物の価値を安定させるために生みだされた、ということだ。やっぱり金がらみか。

閉じたり開けたり

懐かしの、閉店セールをしていた仏ブログをちょこっとのぞいてみた。

あらま、再開店準備中の光學脫毛最先進脫毛技術店先で、とても優雅なお客様とのお話に花が咲いていた。
リニューアル キャンペーンの打ち合わせだろうか。

どうやら、閉店セールは、やめるらしい。

わたしの蝶店も、閉店したり、開店したりしていた。
今も、同じ場所で靈芝同じ店構えで、細々と営業中である。

蝶店には、仏店から、毎日、お客さんがやってくる。
一日、複数人数。
どうやらお客さんは、あのお店が好きらしい。
閉まっているからしかたなく、蝶店に寄るのだろうか。
蝶店も最近、閉めている日Restylane透明質酸注射が多いのだが。

でも、仏店、また開店するらしいから、あっちに行ってみてください。
おばあちゃまも華やかににこやかに、花を添えてくださっているようですよ。

リムジーンドライバー

以前書いた内容と少し重複するけれど、このタイトルで記事を書いたことはない。日本に同じような仕事があるのかよく分からないけれど、当然、あると推測する。ハイヤーとはちょっと違う。プライベートドライバーといういい方が正解だから、たとえば、会社の碳粉激光解決肌膚問題社長車のドライバーが当て嵌まる。とすると私がやっている仕事は、期間限定プライベートドライバーということになる。車は一般的にフランスではベンツのSクラス黒。本来はシトローエンC6。製造中止に
なってしまった。二年前ぐらいまで、健康診断書を持って最寄の県庁に行けば、業務用プロライセンスをだれでも取得できた。タクシー協会が爆発した。それでなくても増え過ぎたリムジーンドライバーの法の網を潜ってウーバー社がゲリラ営業を開始したからである。当初はプロライセンスのないドライバーが自家用車営業。これは、さすがに営業停止。こんどは、価格破壊。車も中型高級車。本当はリムジーンとは呼ばない車を使用。タクシーの半額を開始した。とうとうタクシードライバーたちが切れた。当然だろう。法律が変わる。政府指定の学校に二ヶ月通うことが義務付けられた。これには、もう一つ理由がある。年長のベテランリムジーンドライバーたちの嘆き。我々は複数の外国語を話し、フランスの營養素地理歴史文化に精通し、走る五つ星ホテルの従業員のようなものなのだというプライドが、この乱造で破壊されたと感じているからなのだ。彼らはパリの文化史の一部であるというプライドがつよい。学校の授業内容が、年長のリムジーンドライバーの嘆きをそのまま現している。たぶん、私が学校卒日本人ドライバー第一号のはずである。

ドライバーの方がこの記事を読むと、カチンとなるとは思うけれど、私自身がそうだからご容赦願う。

フランス政府がサルコジ大統領の時、溢れる失業者対策の一つとして、リムジーンドライバーの増量を始めた。その気になれば、一般職より高給が取れると志願者が殺到。無条件で許可。当然、年長のリムジーンドライバーが首を傾げるようなクオリティーダウンが始まった。その流れで、ステイタス自体が消滅し始めてきた。なんか、ドライバー=元失業者のようなイメージが定着。

乗っている車は中型とはいえ高級車。ベンツ、ビーエム・・・。高給を掴もうとぎらつく、現況ではまずしいドライバー。後席のお金持ち。鳥瞰すると、社会格差、惨めとか負け犬の構図に
なってしまう。年長のドライバーの自我を消し去ったプロのHiFu療程接客業。彼らのプロ意識とプライドは半端ではないから、もちろん、彼らに惨め感など毛頭ないのである。あらゆる話題に対応する話術。芸術、芸能、料理、ワイン、スポーツ、時事と半端ではないのだ彼らは。乗っている車はいつもピカピカ。着こなしも実にエレガント。十人に一人ぐらいの割合で見掛ける。同業者なのだけれど、私が見ても、わっ、ありゃ、本物のプロだっ! と一目で分かる。その周りに乱造組み。安物スーツが皺くちゃ。サングラス。唾を吐き、煙草煙草煙草・・・、ポイ捨て、ポケットに手を突っ込んだまま接客、きたない車。私個人は、これはこれでなんか粋な感じもする。更生した元悪感は、こちらもジャズメンだから似たようなものなのだ。しかし、年長ベテランリムジーンドライバーが老眼鏡ごしに嘆いているだろうことは明白でもある。

成功報酬

Y氏は、ごく普通のサラリーマンである。一日八時間の単調な仕事をこなし、毎月決

まった額の給料を支給される。昇給康泰旅行團 日本は雀の涙ほどだ。

ー全く、面白くない仕事だー

やる気の起きない毎日を過ごすY氏。

ー何か成功報酬が欲しい。そうだ・・・ー

ある日、試しに副業を始めてみると上手く行き、Y氏はすっかり味をしめた。成功報

酬は日によって異なるが、それなりの康泰旅行團 日本小遣いになる。

ーもう、やめられないー

何しろ副業の方は上手くやった分だけ成功報酬が得られるのだ。緊張やプレッシャー

も伴うが、ある種の快感にも似た達成感が得られ、本業の何倍も面白味がある。

ー今日は、いくら儲かるだろうかー

Y氏は人混みに紛れ、標的の康泰旅行團 日本懐にそっと手を伸ばした。」

春爛漫、さくらデート

15時過ぎに駅に着いた。
たった1年離れただけなのに、少しだけよそ者になったような気がする。研修を兼ねた大阪勤務が終わった。
なかなか過酷な1年だった。
この研修で、辞めてしまう社員もいるらしい。
慣れるまでの3か月が特につらかった。7月奧數題目の、あの七夕の日にリカが逢いに来てくれて、どれだけ救われたかわからない。

いつも僕を呼びつけることを日課にしていたリカが、大阪まで逢いに来るなんて。驚いたと同時に、僕は少し欲張りになった。
リカが駅まで迎えに来ていることを期待した。
大阪まで来たんだから、歩いて10分の駅まで来てもいいんじゃないか…と。だけどリカはいなかった。忘れているのかな。電話してみよう。駅まで飛んでくるかもしれない。

「もしもし、リカ?」
「テツオ? なんやねん。どないしたん」
「いや、もう関西弁はいいんだ。帰ってきたから」
「ふうん、そうなの? 今どこ?」
「駅」
「じゃあ早く帰ってきなさいよ」
「迎えに来ないの?」
「行かないわよ。あたしは今、ハーブティーに合うお菓子の研究で忙しいの」
うそばっかり。ハーブティーなんて好きじゃないくせに。
まあ、想定内の反応だ。他の手段を考えよう。

「駅前の桜並木がすごくきれいだよ」
「ホント?」
「満開だよ。この桜を見ないなんて、一生の損だ」
「行く。すぐに行くから待ってなさいよ」
ほらね。リカは桜に弱歐洲旅行團いんだ。

10分後にリカが来た。
桜色のワンピースに緑のスカーフを巻いている。さくら餅みたいだ。怒られるから言わないけど。
「ただいま」
「どうしてお正月に帰ってこなかったのよ」
「忙しくて。年賀状送っただろ?」
「知らないわ。ヤギに食べられちゃったもん」
「ふーん、ヤギ飼ってるんだ。名前は?」
「…テツオ」リカがくるりと背を向けた。

桜並木を並んで歩いた。少し不機嫌な横顔。本当は満開じゃない。5分咲きといったところだ。もしかして、それを怒っているのかな。
「あのさ、よく見たら満開じゃなかった。ごめん」
「知ってたわよ。満開じゃないことくらい」
「そうなの?」
「朝から3度も駅に来たら、いやでもわかるわ」
「3度も駅に?どうして?」
「テツオが時間を言わないからでしょう」
「あっ、そうだっけ」
やっぱり迎えに来ていた。リカは、本当はすごく優しいんだ。そっと手を握ったら、リカの頬がピンクに染まった。
「ますますさくら餅みたい」
あ、いけない。つい声に出してしまった。
「なに?」
「あ、いや、さくら餅が合うんじゃないかな。ほら、ハーブティーに」
「何言ってるの? さくら餅には緑茶よ」
「買って帰る?」
「じゃあ、草餅も買いなさいよ」
「了解」

リカがやっと笑った。やっぱりリカの歐洲旅行團機嫌を直すのは食べ物だな。
「満開の桜もテツオと見たいわ」
ふいにリカが言う。言った後であわてて、
「ヤギのテツオよ」と口をとがらせた。こういう会話が、僕の人生に不可欠だということに、今さら気づく。
リカにとってもそうならいいのに。とりあえず僕たちの恋は、まだ3分咲き程度かな。