気配もなかった

あ、アマ? アマってことは・・・・・・ アマっていうのは、普通、女性に対して使う言葉だよね? ってことは、このご主人が探しているのは『女』?
オイラは箒だけど、性別的には・・・・・・どっちなんだろう? じ、自信がないけど、たぶん、どちらかといえば、『男』だよね美麗華領隊
もっとも男箒だとか、女箒なんて話にも聞いたことないけどね。
とすると、オイラを指して、『アマ』っていうのも、ありえるのかな?
う~ん・・・・・・ わからない。

「あの貧乳、ガリガリ婆め! 腹黒うそつきめ! いけ好かないクズ魔女め!」
え、え~と・・・・・・
このご主人が探している相手って、もしかしてオイラじゃないのかな?
大体、オイラにはおっぱいなんて元からないし、当然、貧乳なんて罵倒されるいわれはない。たしかに、ガリガリではあるけど、婆といわれるほど、見た目、年をとっているってわけでも。
どこぞの礼拝所で瞑想している少女なら、腹黒だとか、うそつきだとか言われるのがぴったりだけど、オイラ、ご主人にウソついたことなんて一度もないし。大体、ご主人が小屋にいるときに、ご主人に話しかけたこと自体、一度もないわけで・・・・・・
そして、クズ魔女って、オイラ魔法が使えるけど、それはご主人がどこかへ消えていった後からの話なので、ご主人美麗華領隊がクズ魔女とののしるほどに、オイラが魔法を使えるなんて知っているはずもないのじゃないだろうか?
ってことは、もしかして・・・・・・?
このご主人、オイラのご主人じゃないのか?
ただの姿が見えない、掃除道具入れ荒しの犯人ってだけじゃ?

「クソッ! あいつめ! どこにいやがる! クソッ!」
虚空の声は忌々しげにそうつぶやいてから、なにか呪文のようなものをくぐもった声で唱え始めた。
――クカタラソ、ベート、キウホ
飛翔の呪文!?
ってことは、ここから逃げていく気か?
オイラは慌てて、呪文の詠唱に入る。
荒らしの犯人が逃げ出す前に、なにか攻撃魔法をぶち当てて、足止めし、相手の正体を見破らねば!
でも、オイラの呪文の詠唱、まだ半ばというのに、
――ベート!
飛翔の呪文の最後が聞こえてきた。
間に合わなかった。
ちょっとだけ空気が動いた気配がした。そして、その張琛中醫空気の動きが治まったころには、もう、そこにはなんの気配もなかった。

お手をどうぞ

去年4月に縁あって同じクラスになった仲間たち。友達になったり、喧嘩をしたり、いろいろあった1年が過ぎて、春休みが明けたら別々になる。
だから、今日はみんなでクラスの生髮洗頭水打ち上げクラス会をすることにした。

ごく近しい友達ぐらいにしか見せたことがない、私服の私。精一杯のおしゃれをして、お姉ちゃんに手伝ってもらってなれない化粧もほどこして。部屋の姿見の前で何度もクルクル回って、全身を確認して、OK。大丈夫、すごく素敵。まるで別人みたいにきれい。
お姉ちゃんも『うん、マゴにも衣装だわ』って言ってたけれど、それって失礼じゃない?
「ほら、香水。体温であたたまって、会が始まったころには、すごくいい感じになるからね」
「ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして。ふふふ。さあ、いっといで。そんで、いっぱい楽しんどいで」
そういって、お母さんも私を玄関から送り出してくれる。
「いってきます」
そうして、私は会場へ向hifu超聲波拉皮かった。

クラスの男の子の家がやっているアットホームなレストラン。
駅前で、美菜と待ち合わせて、案内状の地図をたよりにレストランにつくと、すでにほとんどのクラスメイトたちが集まっていた。
「あ、朋ちゃんだ。それに美菜ちゃん」
「こんにちは」「ハロー」
ドアについた鈴を鳴らして入ってきた私たちを目ざとく見つけて、涼香ちゃんが近寄ってくる。
「へぇ~ 二人とも気合はいってるねぇ~」
「えへ。でも、涼香ちゃんだって」
「うふ。どう、かわいい?」
「「かわいい~」」
三人で、わいわいキャピキャピ言い合って、盛り上がっていた。

「えー。時間となりましたので、それでは、クラス会開催させていただきます」
学級委員長の篠原くんが開会のbotox瘦面辞を述べ、それぞれが手に持ったノンアルコールのワインのグラスを軽く持ち上げる。って、ただのグレープジュースと、なにがどう違うのだろう?
そんな疑問はさて置いて、それぞれに仲のいいもの同士、あるいは恋人同士集まって、あちこちで談笑の華を咲かせはじめる。

二人で

部活を終えて、学校から帰ってくると、お母さんにおつかいを頼まれた。ネギとしょう油が切れていたらしい。
「もう、お母さんったら! しかたないな~」
なんて文句をタラタラ。そのくせ、足は美麗華投訴なんだがスキップでもしちゃいそう。
疲れているはずなのに、私の足ってゲンキン!

エコバック片手に、通りの角を曲がって、近所のスーパーへ。
カゴを片手に入り口近くの野菜売り場からネギの束をとり、調味料の売り場からしょう油。ついでに、なにかないかと店の中を一通り物色して、レジに向かった。レジは二つ開いており、近所のことで顔見知りの店員さんたちが働いている。
奥のレジに大輔。手前におばちゃん。私が子供の頃からずっとレジ打ちをしているおばちゃんだけに、手際が良くて、列を捌くのが早い。今はレジの前に並んでいる列が短め。
奥のレジの大輔は、作ったようなにこやかな笑顔でお客さんに応対してはいるのだけど、アルバイトを始めて日が浅く、まだまだ慣れていないみたいで、四苦八苦。一生懸命がんばって糖尿眼はいるのだろうけど、見ているのが可哀相に思えるぐらいの空回り気味。
思わず、私、口の中でつぶやいてしまう。がんばれ、大輔!

ともあれ、レジに直接向かわずに、レジの様子が見晴らせるお菓子売り場に張り付いて、スナック菓子なんかを手に取ったりして。全然買う気なんてないのだけどね。
そうこうするうちに、他のお客さんがレジにやってきて、列に並んでいく。しだいにおばちゃんの前の列の方が長くなってきた。
だから、私はスナック菓子を棚にもどして、お菓子売り場を離れる。
それから、あらためて、ぐるりとレジを見回して、自然を装って短い方の列へ並んだ。うん、完璧。

ふと見ると、バックヤードの扉からでてきたパートのおばちゃん店員さんが、奥からしっかりとした足取り糖尿眼で近づいてくる。
なんだか、嫌な予感・・・・・・
そのおばちゃん店員さん、私の並んでいる列の隣のレジに入って開く準備を始めた。

たらを見かけて

「おい、貴様、なんで私たちを襲ってきた? 強盗か、追いはぎか?」
レイブンさんの怒りを含んだ冷たい声があたりに響く。
「クッ、オレの負けだ。降参だ。すまなかった。あやまるよ。だから、この剣を引いてくれないか? ただ、単に、強そうBeauty Box 香港なあんたらを見かけて、その実力を試したくなっただけなんだよ」
「なにゆえだ?」

「あ、その、できれば、この剣を引いてくれないか? 約束する。逃げないから。そしたら、正直に話すからよ。それに、あんたらの実力はよぉく分かったから。な? オレを信じてくれ、な?」
冷や汗を掻いて、レイブンさんに懇願してくるのだけど、レイブンさんの冷たい眼の色は全然変わらない。
「レイブン」
横から、ジョンが声をかける。その声には逆らえないようで、渋々な様子でレイブンさんは剣を引いた。
たちまち、鉢巻男、足から力が抜けたように、その場に崩れる。

「た、助かったぁ。あんた、すげーつぇな。たまげたよ」
レイブンさんに愛想笑いを向けるのだけど、変わらない冷たい眼の色にであって、気まずそうにジョンの方をみた。
「すみませんっした。突然、襲ったok鏡りなんかして。悪気があったわけじゃないんすよ」
あっさりと頭を下げた。そして、様子を改めて、
「実は、オレ、今、すんげぇつえ~人を探していて、それで、たまたまここを通りかかったあんたらに眼をつけたんだけなんす」
「おや? それはどうしてですか?」
ジョン、ニコニコしながらも、手は首から提げた例の石をまさぐっている。

「オレ、ジューン・カードといって、この森の近くに住んでいるものです」
「ふむ、それで?」
「オレには妹がいて、そいつも一緒に住んでいたんすが、三日前に、オレたちの家に山賊が押し入ってきて、死んだ親父のコレクションだとか、金目のものとかをもっていっちまって。その上に、うちの妹まで攫いやがって! あいつら、絶対ゆるさねぇ!」
ジョンが、レイブンさんになにか眼で合図している。
「でも、相手は十何人って人数。オレ一人で乗り込んでいっても、全然かなわねぇ。で、その妹や親父reenex 膠原自生のコレクションを取り返すために、この近くの廃墟になった砦に巣くってやがる山賊どもを、一緒に退治しに行ってくれる人を探していたんす」