席替え

新学期最初のロングホームルーム(道徳)の時間、うちの中学では、いつも席替えをする。
小学校のときから、ずっとそうだったし、私たちとは違う小学校から、進学してきた同級生たちも、今日は席替えだって、騒いでいたから、たぶん、この風習は全市的なものなんだろうな。
手馴れたもので、学級委員長と副委員長でさっさとくじを作って、みんなに順に引かせる。
みんなは神妙な表情で、くじを次々に引いて、その結果に一喜一憂。
片思いの相手の隣の席だと喜んでいる子がいるかと思えば、教室の一番前の席だと、嘆いている子も。
私の番。

私としては、別にどこでもいい。
特に、気になる男の子がいるわけでもないし、勉強が嫌いではないので、前でもいいし、目はいい方だから、一番後ろでも。
くじの結果は、一番後ろ、廊下側から2番目の列だった。
全員がくじを引き終わったところで、机を抱えて移動開始。
新しい場所に机を置いて、静かに座る。
廊下側の隣には、吉原君。
「よっ! これからしばらくよろしくな、江上」
二カッと笑顔。

「う、うん。よろしく・・・・・・」
ちょっとドギマギした。
やがて、新しい座席表を作成するために紙が順番に回されはじめた。
紙が自分の手元に来れば、そこに自分の名前を書き込んで、次の人へ回す。
席替えをしたことを忘れて、自分の席が分からなくなったりしないように、壁に貼られるための座席表。もちろん、それだけでなく、教壇の上にも、縮小コピーしたものが貼り付けられて、教師たちが生徒たちの出欠状況を簡単に確認できるように役立てられるのだけど・・・・・・
座席表の紙が席から席へ移動している間に、黒板の前では、担任が、学校からの連絡事項の話をしていた。
と、吉原君が私を呼んだ。

ホシに願いを

今日も残業。だが、いつものことなので、おりこみ済みの午後7時。俺は悠希と駅で待ち合わせして、予約しておいたレストランへと向かった。
辺りはとっぷりと日が暮れ、レストランへ途中の公園の中をデート気分でそぞろ歩く俺たち。
あちらの木陰、こちらのベンチでいDR REBORN抽脂ちゃついているカップルたちがいる。
諸君! どうかお幸せに! そして、その幸せの一欠けらでも、俺におすそ分けしてくれるとうれしいのだが。

その星を見つけたのは、俺の方が先だった。
北東の空から、南西へ、ゆっくりのんびり流れていく星。
流れ星?
あ、でも、流れ星が、あんなにゆったり動くはずはない。ってことは、人工衛星か?
人工衛星では、風情がないな。悠希に教えても仕方ないか。
俺は黙っていることにしたのだが、こんなときに限って、悠希は目ざとい。
「見て! シュウちゃん、流れ星!」
あの星を指差して、子供寶寶 免疫力のように喜んでいる。
「すご~い! ゆっくり動いてるよ! こんな流れ星初めて! これなら、たくさんお願い事できちゃうね」
目を輝かせ、無邪気に見上げている。
これでは、今さらあれは人工衛星だなんて言えない!
「う~ん なにお願いしよう? そうだ! お金持ちになれますように! お金持ちになれますように! お金持ちになれますように!」
結構、現金なヤツだ!
「それと、いつまでも健康にいられますように! いつまでも健康にいられますように! いつまでも健康にいられますように!」
一気に言い切って、フゥ~と息をつぐ。
「すご~い まだあの流れ星、消えない! まだまだお願いできちゃいそう! あと、あと・・・・・・」
興奮した声音で、胸の前で指を組んだまま、しゃべりつづけている。
その様子に近くにいたカップルたちも空を見上げ、星に気づいたようだった。
耳にかすかに、向こうのベンチから『あれ、人工衛星だよ』なんて、ささやく男の声が聞こえてきた。
その方向を見ると、その男の隣、固まった表情の女性が一人。
あらら、余計な一言で二人の安利傳銷恋に終わりが・・・・・・?
「それから、それから・・・・・・ 素敵な人が私に現れますように! 素敵な人が私に現れますように! 素敵な人が私に現れますように!」

消しゴム

今日の3時間目、私たちは、理科室で実験テーブルごとに班に分かれて座っていた。
黒板の前では、理科の先生が、今日これから行う実験について、注意点なんかを延々と説明している。
今日はガスバーナーを使う実験だから、慎重に行わないと・・・・・・
私たちは、ノートに黒板の文字を書き写無創溶脂しながら、真剣な表情でいた。
あっ、書き損じた。
『燃焼』って書くべきところを、『焼燃』だなんて、両方とも火ヘンがついているから、ついまちがえちゃう。
私は、昨日買ったばかりの消しゴムを筆箱から出して、間違えたところをこする。
やっぱり買ったばかりの消しゴムって、気持ちいいぐらいの消し味。素敵、快適!
角のひとつが小さく欠け、黒ずんでいるのを満足しながら眺め、筆箱へ戻そうとして、手を止めた。
もしかしたら、また書き間違えちゃうかも知れない。用心のために、出しておいた方がいいかも。
だから、私、そのままノートの横に転がしておくことにした。

しばらくして。
やっぱり、私の予感あたった。
今度は、『二酢化炭素』だって。すっぱそう!
さっき転がしておいた場所に手を伸Amway傳銷ばし、消しゴムを取ろうとする。
・・・・・・あれ?
ない。さっき確かにおいたはずなのに・・・・・・
黒板から視線を離し、そちらを見てみると、やっぱり私の消しゴム影も形も・・・・・・
・・・・・・えっ? ウソ!?
買ったばかりなのに・・・・・・
消しゴムだから、大して高価なものではないけど、私の残り少ない今月のお小遣いで買った大切なものなのに。昨日は、大好物のチョコレートを我慢してまで買ったのに。どうして?
それに、この後も、授業がまだまだ続くし、絶対、消しゴム必要。
私、慌てて、班のみんながノートを広げて、黒板の文字を書き写している実験テーブルの上をキョロキョロと探してみた。
でも、私の買ったばかりの消しゴムの『け』の字も発見できなかった。
ど、どうしよう・・・・・・

困惑して、意気消沈している私の目の端に、ふっと白いものがヒラヒラ動いているのが入った。
隣の席の平山くんがノートの文字を消している。消しゴムで。それも・・・・・・
「ちょっと、平山、その消しゴム、私のじゃない!」
身を乗り出し、無理やり、平山くんの手の中の消しゴムを取り上げた。
そう、確かに、私が昨日買ったのと同じ消しゴム。
もう平山め! 乱暴に消したりしたから、消母乳 研究しゴムの上全体が欠けて、黒ずんじゃってるじゃない!
物騒な目で隣の平山くんをにらみ、私のノートの文字を消す。

夏2016

8月31日2016年。8月の最終日。やはり、夏の終わりという感じになる。毎々、ミッシェル・ルグランの名曲「思い出の夏」が脳内を流れる。とはいえ、甘い切ない恋の余韻なぁーーーんてオジサンにはない。
 今年のフランス、イルドフランス地方は蔡加讚(Karson Choi)6月まで雨雨雨。7月から急に夏になった。通常、7月快晴夏日で8月に入ると急に秋めくという年が多いのに今年は8月も猛暑日が多々あった。いかにも夏でしたぁーっという感じ。
 オランダのユトレヒトへの小旅行。快晴。ペロスギレックでの家族バカンス。1日を除いて快晴。もうバカンスでしたっ! といい感じだった。
 明日から毎日ドライバーの仕事。6日間休みゼロなのだけれど、以前書いた逆9時5時。日中は家にいるという怪しいオヤジシフト。これやってみると結構しんどい。睡眠不足、日中も脳がオフにならないからなんか変な長い1日になる。
 もちろん、バカンスが開けるとコンサート活動が始まる。今年の後半戦はいつものトリオと新しいマクサンス君とのエレクトリックユニットと二股。それと、ちと、やばい気もしているのだけれど、「私は美術活動は今のところ封印」としている。やっ、やば
いっ! 若干、これに火が付きそうな感じなのだ。どうして? そっ、私のピアノの演奏の音だけを別の映像とミックスできる。この映像をどうするか考えていくと限りなく美術家脳になってくる。多芸は無芸器用貧乏の復活? 
 この美術家脳で考えていくと・・・。私の主観をすべて排除した映像。人込み、レトロなお店、パリの名所、移民街、下町、チャイナタウン、廃屋になった工場、修道院・・・。なんかパifco deco hkリの素顔を撮りたくなってくる。しかし、私の主観は入れないとなると方法はひとつ。アンディー・ウォホールの手法になる。「固定カメラ」「シンメトリックな構図」。たとえば、凱旋門のロータリーをシャンゼリゼのど真ん中から延々と撮影する。となる。これをやりたくてむずむずし始めている。この主観排除映像に、わっ、のこのこと芸能人、ピアニスト裕センセのピアノソロを入れる。一番いいのはサンラザール駅のヤマハピアノでソロ演奏するのが面白いのだけれど・・・、行き交う人々が映るから面白い。しかしなぁー、目立ち過ぎと自己顕示し過ぎなんだよなぁー。それとプロと、及び、一応端くれは街頭では演奏しない密かな掟があるのだよ。無料では演奏しないという掟なのだ。そうしないと価格破壊、音楽ダンピングで全員の首を絞めるから駄目なわけ。まあ、明確な企画の上でノーギャラを了解してやるケースは別。うーーーん、微妙・・・。

 と、書き掛けの小説が二作、音楽ユニット二股。大丈夫なのかよぉーってっ! 色々手出してよっ! 治らんのです。第一、ドライバー業、12月中旬まで繁忙期なのだ
ぞっ! とにかくやっちまってから考える。フランス語の習得と一緒。一言もしゃべれないのに来ちまった冷氣機價格比較のだ。ピアノだって人前で弾いてから習得を始めた。ヘメラモ脳と私は名付けた。