なぜか涙がボロボロだった

先週の話になるが、少なくてもこの10年で最も感動したことをお話したい。
詳しくは書けない。
想像力を駆使して読んでいただけたらと思う。

娘と息子が通う小学校の全校生徒と先生の全て、保護者を集めたイベントがあった。
各学年が練習の成果を披露した。
合唱あり、朗読あり、演劇もあった。
一つひとつが胸にずしりと響いた。
それだけでも十分に満足したのであったが、イベントのフィナーレが圧巻だった。
娘が最後を締めくくるべく、男の子と2人で代表あいさつをしたのであった。
男の子があいさつの前半を、それを受けて娘があいさつの後半を受け持った。
実は、その前夜から「失敗したらどうしよう」「どう言って慰めよう」といろいろと考えて、ほとんど眠れなかったのであった。
だが、私の諸々の心配は杞憂に終わる。
見事であった。
娘がしゃべり出してから最後まで、涙がボロボロと止まらなかった。
私の足は震えていた。

その夜。
夕食のとき。
娘に訊いた。
「どうだった? 緊張しなかった?」
「ぜんぜん???。客席の上の方の非常口の灯りを見てしゃべったから???」
娘はこんなに立派に育ってくれた、と涙がまた零れてきた。
今度はオイオイと声を上げて泣いた。
「そうか、そうか????」
巨人倍増
巨人倍増