「平気でいられる彼女」が居ればいいのに…

「彼女欲しい」と思っていた頃って,いつ頃だったかな……
そう思っているうちは,彼女は出来ない。それが私の経験則。
彼女が欲しくて,ウズウズしていた頃もありました。そんな時に限って,と言うか,そういう時ほど,彼女は振り向かない。「彼女が欲しい」と言う自分のわがままを ,どうしても通したくなるから。ティーンの頃って,そんなことを笑って許して受け入れてくれるような度量の彼女が見つかるなんて,ちょっと難しいのでしょう。
三体牛鞭
そして,ちょっとだけ大人になって,女の子にモテたいために頑張るのではなく,
どうせ自己満足するのなら,誰かをあてにするのではなく,自分らしく,と思うようになり,
ふっと肩の力が抜けた頃……
そんな自分を気に入ってくれる女の子が現れた。
彼女のために何かしてあげられるわけでもないけど,一緒に同じ時間を過ごしたい。
そう思うようになった。

ただ会って話をするだけでも嬉しい。そして,駅の改札で手を振った後も,何度も振り返って,ゆっくりホームに向かうような,そんな名残惜しさ。振り返ると,彼女もずっと,見つめていた。
彼女が自分のために何かしてくれるのは,嬉しかった。
でも,それは彼女に負担をかけていた。それにも気づかずに,無理させていた。
有頂天だったのかな。いつの間にか,「自分らしく」ではなく,「彼氏らしく」なりたいと思っていた。
でも,それが,彼女の心の負担を,さらに増やしてしまう。
狼一号
彼女の好きだった「自分らしい自分」を見失った頃,突然の別れ話。
もうちょっと大人になってから思い返せば,当然の展開だったのだと思えるけど,そのとき,その場では,必死だった。……いつの間にか,どうしようもなく残念な人になっていたんだろうな。
その原因は彼女にある,とは言わないけど。

そんな経験をあれこれと通り過ぎて,「いい彼氏」になることも投げ出して,ほとんど素のまんまになった時に好きになってくれたのが,その後,配偶者となる人。
……なんだ,いちいち考えたり,気にしたりしなくてもいいや。
何もしなくても,ストンと噛み合うのなら,それでいい。
彼氏らしいことはしないけど,無理に彼女らしいことをしなくてもいいよ。
夢中で誰かに恋することには,ちょっと疲れちゃったけど,
あなたの好きになった人のままでいられるなら,そのままで居させて。