抜かりない私

私は万事において抜かりがない狼一号。失策や失敗、うっかりといった言葉は私には無縁なのだ。
 かつて私が働いていた部署の長―パワハラ科長は言った。
「儂はこの五年というもの大過なく勤めた。その甲斐もあり、儂が立ち上げしこの科も大きゅうなった。見違えるようじゃ。じゃが、それは儂の力に非ず。常に儂の傍らにあり、儂を支えてくれた君がおったからじゃ。君は常に鋭敏沈勇。百事を為す雷の如し。この儂に誤謬なきは君がありたればなり!」
 私は拝跪し、さらなる忠誠を誓ったものだ。
 
 また、学生時代は教師や友人から『ミスターパーフェクト』と称されていた。後に略されて『パフェ』になり。進化して『苺パフェ』になった。そこから連想ゲーム的な感じで『あんみつ』に。やはり進化し『あんみつ姫』。そこから『姫始め』となり、『プリンセス天功』を経て最終的には『プリプリ』で落ち着いた。要はそれだけ私が完全無比だったという事だ三體牛鞭

 そんなプリプリの私は本日自転車を買いに行った。クロスバイクというやつだ。当日限定のセール商品があった。もちろんそれにした。やはり私は抜かりがない。乗ってみた。さすが新品だ。スイスイ進む。だが、パンクの原因となる小石は決して踏まなかった。何故なら? そう、抜かりがないからだ。ついでにスーパーに寄って食料を買った。いちいち抜かりがない。スーパーからの帰り道、歩きながらも抜かりない私は様々な事に思いを馳せた。ただ、ぼーっと歩くのではない。常に考えるのだ。
「頭は生きてるうちに使えよ」
 私同様に抜かりない父の口癖だった。他にも「転んだら起きろよ」「雨が降ったら傘させよ」「歩く時は交互に足を出せよ」等々、実に為になる助言をくれた。在りし日の思い出だ。

 と、いうわけでこれからスーパーに紅蜘蛛置き去りの自転車を取りに行ってきます。ついでに買い忘れた洗剤も買わなくちゃNE☆
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