秋の高山本線を撮り鉄する

10月に北陸・高山旅行で乗った、高山本線キハ40系の運用がこんどの3月で終了となります。
僕は自分の仕事(鉄道模型車両を工作して売る)の中でもほとんどがこのキハ40系に集中してまして、全国のキハ40系を追っかけて北は北海道、南は鹿児島まで取材と乗り倒しを続けてますが、ご近所であるJR東海のキハ40系だけは全く感心がなかったのです。
でももうすぐ終わりとなると、やはり慌てちゃいますよね。
前述の旅行もほとんどこの形式の写真を撮ることに集中していましたが、なかでもキハ47というタイプはJR東海はたった5両しか持っておらず、そいつは貴重な存在なのです。
秋も深まり、僕の街にも紅葉が最高になってますので、ちょっと車を出して撮り鉄に行きましょう。

僕の選んだ日はちょうど晴れまして、前日までの雨がピタっとやみました。さすがは晴れ男です。
家を出たのは朝6時前。まだ太陽が昇ってません。
まずはお近くの太多線(多治見~美濃太田)での撮影地に車をぶっ飛ばしました。
美濃川合駅のすぐ南にある、木曽川のダム近くを選びました。

7時ごろに通過したキハ11という形式です。通勤用に4両になってます。
でもこいつは本命ではありません。
ネットの情報ではお次の列車。

まー、一般人にはキハ11との違いはわかんないだろうし、この4両でも前2両と後2両の違いなんてますますわからないでしょう。向かって左手の2両がキハ47です。
朝なのでダイヤが濃く、大体15分に一度は上りか下りの列車が来ます。
御目当てのキハ40系に遭遇することも多いのです。
やっと日が昇ってきた頃には、撮影地の紅葉も真っ赤に映ります。

同じ場所では面白くないのでダム湖のほとりを線路に近づいてみました。
今回はなるべく車体を横から撮るのが目的だったのですけど、大まか目的が達成出来たので移動です。
いいところがありました。

まずキハ11で試し撮りして、さらに30分待ってから本命を狙います。
ドキドキしちゃうんですよね。

うう、手前の船が動いてるし、太陽が更に昇って色が飛び始めてます。
大体こういうのは試し撮りのほうがうまく行って、本命でこけるのがオチですわ。
このポイントには他にも3人の若い鉄がおりまして、中でもその一人はアニキの友人の友人。世間せまー。
その人が言うには、キハ47は4日後の11月30日でもう運用を終えるとのこと。
うひゃー!今日来てなかったら、撮影できなかったんだ。あぶねー!

鉄道談義に盛り上がると次にいけなくなるので早々に彼らとお別れ。
途中で美濃太田駅に行き、待避線に居たキハ47も少し撮りました。
もう解体されるのを待つ車両を見るのは辛いものです。
このJR東海のキハ40系は他のJR会社に売られず、解体してしまうことが決まってます。
なんてもったいないんだろう。

さて、お次のポイントへーと思っていたらイキナリあっちから走ってくるではありませんか!

ま、いくらダイヤを頭に入れていても、こういうことは起きちゃうのです。
運転中の撮影は良い子は真似しないように。

途中の道の駅で五平餅と飛騨牛コロッケを詰め込み、車を更に北に走らせます。
高山本線の深い山間を走るローカル線です。一応”本線”なんですけど、ダイヤは普通列車が一時間半に一本くらいしかありません。
あとはみんな特急”ワイドビューひだ”なのです。なんつーひどい扱いだ。


さらに北上する途中で通過列車を駅近くで捉えましたが、全然失敗。うわーん。
特に二枚目なんて、しっかりと二両編成が画面に収まる計算だったのにー。

そして最後にお目当てに下原ダム湖にやってきました。(飛騨金山~焼石)
ここではダム湖面に映る列車を狙います。
でも太陽光線が午前中では逆光となり、午後はこの季節だと3時には日陰になっちゃうので、撮影チャンスは2時間くらい。
そしてお目当てのキハ40系普通列車はその間上下一本づつしかないのです。
こういうところも撮り鉄の難しいところなんですね。自分の都合ではうまく運べないのです。

ロケ地はもう紅葉が終わりかけです。前日までの雨で落ちてしまいました。


このキハ40系がこの紅葉を走るもの、多分今日が最期でしょう。
翌日からまた雨が続くという予報です。
ほんと、撮影しに来てよかった。

午後二時にはもう山の尾根に日が隠れ始めてしまったので、退散しました。
夕方には太多線に帰宅用のキハ47列車があり、それも撮ったのですけど、もう薄暗くなってしまってお見せできません。
しかしカメラ持って車で走り回って、しかもポカポカ陽気。
とってもいい一日でした。

太多線と高山本線では3月まで雪の中を彼らは頑張るわけですが、真っ白の風景の中を走るキハ40系も撮影したいものですね。