ティファニーで朝食を
いやあ、何年ぶりやろ、「ティファニーで朝食を」を見たのは。
あたしゃジョージ・ペパードが好きでねえ。
というてもわからん人でも、特攻野郎Aチームの「ハンニバル」ジョン・スミス大佐をやってた人やいうたらわかるはず。
ちなみに、ジョン・スミスってのは日本でいえば山田太郎とか佐藤一郎みたいなもんで、誰でもなくて誰でもあるような名前のこと。
個人的にいちばん好きな作品は、平民の出ゆえにもがき苦しむ歩兵あがりのプロイセン軍戦闘機パイロットを描く「ブルーマックス」。
人間的にかなり問題のあるパイロットをジョージ・ペパードが狂気とギリギリの線で演じてるところが素晴らしい。
と言いたいところやけど、やっぱいちばんは飛行機が飛びまくるとこなんよね。
65歳で亡くなったジョージ・ペパードがまだ若い頃、というても30過ぎたくらいのときに出たのが「ティファニーで朝食を」。
ヌボーッとでかくてツルンとした男前。
なんやどっかほかでも見たことあるなあと思ったらベン・アフレックと似てる。
関係ないけど、「ディアハンター」のクリストファー・ウォーケンはヒュー・グラントと似てる。
似てるといえば濱田マリとリース・ウィザースプーンはそっくりやわ。
映画の内容はみんななんとなく知ってるやろけど、ちゃんと見た人は意外と少ないんちゃうやろか。
オードリー・ヘプバーンの作品のなかでは有名で人気もあるとはいえ、日本では「ローマの休日」がダントツやし。
「マイフェアレディ」「麗しのサブリナ」あたりがあとに続くが、「おしゃれ泥棒」とか「シャレード」もええんよなあ。
自由奔放に生きる美しい娘と、書けなくなってヒモ暮らしをする若い作家。
あと、ミッキー・ルーニーが演じてるものすごく人種差別的な描かれ方の日本人カメラマン。
でも、アメリカ人が描くから差別的なだけで、あんな人たしかにおるでと笑ってしもた。
考えてみれば、主要な登場人物ってその3人しかおらんのちゃうやろか。
あとはオードリーが玉の輿を狙う大金持ちとスポンサーの受刑者がちょろちょろってところ。
監督のブレイク・エドワーズってのはコメディから戦争ものまでなんでもありの三池崇史みたいな人やけど、あのピンクパンサーシリーズの監督でもあるんやね。
そう思って見ると、軽妙洒脱でファッショナブル、そしてテンポのある演出から同じテイストが読み取れる。
関係ないけど、最近の日本映画の良くない傾向はそこやないかと思うねん。
最初の15分が冗長でおもしろくなく、そのせいで見るのをやめてしまった作品がたくさんある。
逆にアメリカ映画の多くは、テンポよく進む最初の15分でしっかり引き込まれるように作られてる。
それはともかく、ほんとうの愛がどこにあるのかわからず、自分自身すら見失っていたオードリーに好きやねん好きやねんと迫っていくジョージ・ペパードがやっぱりいい。
最初は興味本位で付き合ってたつもりが、奔放な魅力とその陰に隠れた寂しさと悲しみにグイグイ引きつけられていくんやね。
まあ、なんだかんだいうても、結局のところは美人に生まれたもんの勝ちと言えなくはないけど。
それにしてもムーンリバーはええ曲やわ。
ムーン・リバー、それは広大な河
いつかは堂々と、あなたというその河を渡ってみせるわ
私に夢を与えてくれたのははあなた
そして壊してしまったのもあなた
たとえあなたがどこへ流れて行こうとも、私はおいかけて行くわ
二人は違う世界を彷徨う旅人
見ておきたい世界は限りなくある
いつか二人は同じ虹の向こうで巡り会えるはず
だから、あの河の向こうの虹のたもとで待っていて
親愛なる友よ、ムーン・リバーと私
和訳するとこんな感じかな。
劇中でオードリー自身がギターで引き語りするシーンがあるけど、それがまたよい。
もともとはマリリン・モンローで企画が進められたってことやけど、それやと生々しすぎたかもな。
まあ、いっぺんちゃんと見てみるこっちゃ。
見たことある、内容を知ってる。
たとえそうやったとしても、名作と言われる作品には見るたびに発見があるし、それは自分自身の中にあるなにかであるかも知れへんから。
威哥王
巨人倍増
あたしゃジョージ・ペパードが好きでねえ。
というてもわからん人でも、特攻野郎Aチームの「ハンニバル」ジョン・スミス大佐をやってた人やいうたらわかるはず。
ちなみに、ジョン・スミスってのは日本でいえば山田太郎とか佐藤一郎みたいなもんで、誰でもなくて誰でもあるような名前のこと。
個人的にいちばん好きな作品は、平民の出ゆえにもがき苦しむ歩兵あがりのプロイセン軍戦闘機パイロットを描く「ブルーマックス」。
人間的にかなり問題のあるパイロットをジョージ・ペパードが狂気とギリギリの線で演じてるところが素晴らしい。
と言いたいところやけど、やっぱいちばんは飛行機が飛びまくるとこなんよね。
65歳で亡くなったジョージ・ペパードがまだ若い頃、というても30過ぎたくらいのときに出たのが「ティファニーで朝食を」。
ヌボーッとでかくてツルンとした男前。
なんやどっかほかでも見たことあるなあと思ったらベン・アフレックと似てる。
関係ないけど、「ディアハンター」のクリストファー・ウォーケンはヒュー・グラントと似てる。
似てるといえば濱田マリとリース・ウィザースプーンはそっくりやわ。
映画の内容はみんななんとなく知ってるやろけど、ちゃんと見た人は意外と少ないんちゃうやろか。
オードリー・ヘプバーンの作品のなかでは有名で人気もあるとはいえ、日本では「ローマの休日」がダントツやし。
「マイフェアレディ」「麗しのサブリナ」あたりがあとに続くが、「おしゃれ泥棒」とか「シャレード」もええんよなあ。
自由奔放に生きる美しい娘と、書けなくなってヒモ暮らしをする若い作家。
あと、ミッキー・ルーニーが演じてるものすごく人種差別的な描かれ方の日本人カメラマン。
でも、アメリカ人が描くから差別的なだけで、あんな人たしかにおるでと笑ってしもた。
考えてみれば、主要な登場人物ってその3人しかおらんのちゃうやろか。
あとはオードリーが玉の輿を狙う大金持ちとスポンサーの受刑者がちょろちょろってところ。
監督のブレイク・エドワーズってのはコメディから戦争ものまでなんでもありの三池崇史みたいな人やけど、あのピンクパンサーシリーズの監督でもあるんやね。
そう思って見ると、軽妙洒脱でファッショナブル、そしてテンポのある演出から同じテイストが読み取れる。
関係ないけど、最近の日本映画の良くない傾向はそこやないかと思うねん。
最初の15分が冗長でおもしろくなく、そのせいで見るのをやめてしまった作品がたくさんある。
逆にアメリカ映画の多くは、テンポよく進む最初の15分でしっかり引き込まれるように作られてる。
それはともかく、ほんとうの愛がどこにあるのかわからず、自分自身すら見失っていたオードリーに好きやねん好きやねんと迫っていくジョージ・ペパードがやっぱりいい。
最初は興味本位で付き合ってたつもりが、奔放な魅力とその陰に隠れた寂しさと悲しみにグイグイ引きつけられていくんやね。
まあ、なんだかんだいうても、結局のところは美人に生まれたもんの勝ちと言えなくはないけど。
それにしてもムーンリバーはええ曲やわ。
ムーン・リバー、それは広大な河
いつかは堂々と、あなたというその河を渡ってみせるわ
私に夢を与えてくれたのははあなた
そして壊してしまったのもあなた
たとえあなたがどこへ流れて行こうとも、私はおいかけて行くわ
二人は違う世界を彷徨う旅人
見ておきたい世界は限りなくある
いつか二人は同じ虹の向こうで巡り会えるはず
だから、あの河の向こうの虹のたもとで待っていて
親愛なる友よ、ムーン・リバーと私
和訳するとこんな感じかな。
劇中でオードリー自身がギターで引き語りするシーンがあるけど、それがまたよい。
もともとはマリリン・モンローで企画が進められたってことやけど、それやと生々しすぎたかもな。
まあ、いっぺんちゃんと見てみるこっちゃ。
見たことある、内容を知ってる。
たとえそうやったとしても、名作と言われる作品には見るたびに発見があるし、それは自分自身の中にあるなにかであるかも知れへんから。
威哥王
巨人倍増
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- 2015-03-02 14:51:22