ら顔を上げた

次の休み時間、小西さんが、オレの隣の席の吉野に近づいてくる。
何かを決心したかのように表情を引き締め、胸の前でぎゅっとこぶしを握っている。
「あ、あの、よ、吉野香港服务式公寓くん・・・・・・?」
「ん? なに、小西さん?」
「あ、え、えっと・・・・・・」
一度、うつむき、肩を震わす。いつしか、そのただならない様子に、オレたちの周囲の連中全員の視線が集まってきている。
やがて、泣きそうになりながら顔を上げた。
「あ、あの、吉野くん・・・・・・」

そこで言葉を詰まらせ、なかなかその続きが言い出せないようだ。
オレの前の席で文香が小さく『がんばれ』とつぶやいているのが聞こえてくる。周りの連中も息を止めて見入っている。
だが、そんな空気にすら全然気が付いていない男がこの場に一人いて。
「あのさ? 俺に何か用? 用がないんだったら、後でいいかな? 俺、ちょっとこれから用事あるからさ」
「えっ? あ、えっと・・・・・・ どぞ」
たちまち周囲に張りつめていた緊張牛熊證打靶の糸がほどけた。顔をそらせた小西さんの眼の端に水滴が浮かんでいる。
――なにやってんだよ、吉野よぉ

思わず、吉野を睨んでしまうのだが、それは周囲のギャラリーたちも同じようで、
「ああ、よしのぉ~」「空気よもうよぉ」「よ・し・のぉ~」
失望の声がちらほらと。
そんなアウェーな空気の中で当の吉野はというと、さっさと席を立って教室を出ていくのだった。

小西さんは自分の席に悄然と座って肩を落としている。そして、文香が励ますように、その背をやさしくなでていた。
「文香、ちょっといいか?」
「なによ?」
オレが無言でスマホの画面を見せると、文香が憤慨した顔をして、オレを睨んできた。
――って、なんで俺が怒られてるみたいになってるの?
釈然としない気分で、nu skin 如新
とりあえず、今きたメールに返信をしておいた。
『なにが、『こういうのは男から切り出すものだろ?』だ。そう思うなら、さっさと自分から訊け。さもないと、もうすぐ夏休みだから、一か月以上会えなくなるぞ』
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