世帯の数だけ存在するカルト宗教

この事件に限らず、親がいて子供がいて、一般的な家族構成で、健全にまわっていると思う世界に、想像を絶する営みがあること、それが行き過ぎた棚上げの据えに、一気に崩れ落ちて大事件となり発覚する歴史は延々と続いてきた。まさにその典型が先日の佐世保での女子生徒の同級生殺害事件にもみられたと思う。今回の事件についてもそうだろう。

しかしこれは本当に数百万分の1で、行き過ぎたために発覚するだけで、実は私が住むマンションの隣の部屋でも、扉一枚先では、●●家という名前のカルト宗教が、父親か母親か、祖父か祖母か、最も権力のある家長を“教祖”に、日替わりの教義を子供たちに述べ伝え、従順ではないものには腕力や経済力で揺さぶって、自らのおきてに従うように生きている。そんなことも簡単に想像できる。

家出を経てこの36歳で4人の子持ち、そして無職の加害者の女のもとにやってきて、殺害されてしまった少女。豊かな未来があり、無限にやり直しがきく少女のたたれてしまった命は、気の毒でならない。
このニュースの情報だけではすべてをうかがいきれないが、やはりどうしても考えてしまうのは、この36歳の女の家では、この女こそが市営住宅の一室では教祖だったということだ。
女に職歴があったのか、どのような生い立ちで成長したのか、以前はどのようことに情熱を燃やしていたのか、夫はどこにいったのか、4人の子供たちとの関係はどうだったのか、どのようなかたちで生計を維持していたのか…、想像するしかないが、無職で人間関係も経済力も限られ、母親としての場所しか与えられず、それを十分に機能させられていない自らへのいらだちは同じ人間であるなら想像できる。
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