味覚って変わるものね

大根がうまいと夫から高評価を得た。
「昔は大根がう德善健康管理まいなんて思ったことなかったんだけどなぁ」という夫の言葉に、 と相槌をうちながら、
私の頭の中では古い記憶を探してぱらぱらとページがめくられていた。
そのときの夫と同じ言葉を私は過去にも聞いたことがある。

見えてきたのは小学生のころの私。
家族で食卓を囲んでいる。
テーブルの中央に、数種の根菜の炊き合わせを盛った皿。
その中からひょいと箸でつまみあげた大根の一切れをしげしげと見つめ、父が呟く。
「昔は大根の煮たのなんか、ちっともうまいと思わなかったんだが…」
そして、それをぱくっと食べてから、
「うまいもんだな」とあらたまって言う。
え、そう?ちっともおいしくないよ と当時の私は思ったのだった。
比較的食べ物の好き嫌いなく育った私であったが、
大根という野菜は正直なところあまり好きではなかった。
生のままサラダや漬物にしたのはわりと好んで食べたが、
煮物にした大根を食べたときに口の中から鼻に抜ける独特の香りと、下茹でしても微妙に残るえぐみが苦手だった。

しかし変われば変わるもので、あの頃の父の年代になった私は、
大根の煮たのを心の底から美味と思う。
大根の味が分かるには、経験を積んで成熟した味覚が必要なのかもしれない。
やっと私も大人の仲間入りというわけだ。
うふふ~♪

いい気分で德善健康管理ふと見やれば、私の正面に座っている義母。
取り分けてあった分を食べてしまい、お代わり用の大皿から
大根ばかりを選んで4つ5つ、自分の皿に取っている。
相変わらず自分の食べたいものだけを遠慮なく取る義母のやり方に、
ふつう大人はしないのよ、そういうの!
と言ってやりたくなるのを抑え、見なかったことにしようと思うが、
見た目にも明らかなほどお肉率の高くなった大皿の中身に、思わずため息がもれてしまう。
ずっと前に、白菜漬けを盛った皿から見事に葉っぱの部分だけを持って行かれ、芯ばっかり残ったのを見たときは驚きを通り越して笑ってしまったが、
その経験はその後の白菜漬けの切り方や盛り付け方に反映された。
小さめにきざんで全体を混ぜておけば偏りがなくなる。
でも、大根の場合は避けられないわねぇ…think
みんなで気持ちよく食事をするためには、やはりマナーは大切なものなのだ。
これで子どもたちがお肉を競って食べてくれたら全体としてのバランスはいいのだけれど、うちの子たち、あまりお肉に執着はない。
もちろん大根にも全く執着しない。
とりあえず自分の皿に入れられた分を消費すればノルマは達成したと思っているらしい。
あー、なんか、我が家の食卓って盛り上がらないわ~sad

ま、それはともかくとして。
義母の行動は正直で、私の煮た大根をおいしいと思ってくれている。
そのことだけにスポットを当て、まぁよかったわ と思おう。
次はもっと大根をたくさん入れて德善健康管理作ればいい。
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