東証、午前終値は1万5948円 原油安で投資家心理悪化

24日午前の狼一号東京株式市場は、前日の米原油先物相場が下落したことで投資家心理が悪化し、日経平均株価(225種)は続落した。一時1万6000円を割り込み、下げ幅は300円に迫る場面があった。

 午前終値は前日終値比103円74銭安の1万5948円31銭。東証株価指数(TOPIX)は3・92ポイント安の1287・25。

 サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が原油を減産しない考えを示した。供給過剰が続くとの見方から原油安となり、前日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が大幅に下げた。

 朝方の東京市場もこの流れを引き継ぎ、三体牛鞭売り注文が先行した。

笹子トンネル事故 役員の賠償責任否定 横浜地裁「直接管理関わらず」

二〇一二年の中央自動車道笹子トンネル天井板崩落事故で、死亡した九人のうち、同じワゴン車に乗っていた五人の遺族が、狼一号中日本高速道路(名古屋市)と点検業務を担当していた子会社の当時の役員四人に計二千四百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁は十六日、個人としての賠償責任はないとして請求を棄却した。

 市村弘裁判長は、同じ遺族が両社に損害賠償を求めた別の訴訟も担当し、昨年十二月の判決で「目視だけの点検を選択した過失があった」と会社としての責任を認定。計四億四千万円余りの賠償を命じた。この判決は確定している。

 今回の訴訟で市村裁判長は「四人は個別の施設管理に直接関わっていなかった。事故前に実施すべき詳細な点検を怠ったのは会社組織として問題だが、四人に重大な過失があったとはいえない」と指摘。事故の予見可能性も否定した。

 判決後、原告の松本邦夫さん(65)は三体牛鞭「民意からかけ離れた判決だ。個人の責任を明確に追及するため訴訟を続ける」と話した。

 五人の遺族計十二人は一三年に両社を相手にした訴訟を起こし、その後「会社側が事故原因の解明に協力しないため、役員に反省を求める」として、一四年に四人を提訴した。

 一方、ワゴン車に乗っていて負傷した女性が両社と四人に慰謝料を求めた訴訟は今月八日、横浜地裁で和解が成立。和解内容は明らかになっていない。
◆「遺族に深くおわび」元中日本高速社長

 笹子事故訴訟の横浜地裁判決について、被告の一人で事故当時中日本高速社長だった金子剛一氏は「大切なご家族を失ったご遺族に深くおわび申し上げます」とコメント。中日本高速は、D10催情剤個人に対する訴訟へのコメントはしない、とした上で「再発防止と安全性向上に徹底的に取り組む」と表明した。