川内原発1号、フル出力運転 9月10日に営業運転
福潤宝
川内1号機の出力は29日に100%に到達。原子炉や発電用タービンに異常がないか確認し、31日に原子炉内で発生する熱出力を100%に保つ「定格熱出力一定運転」というフル稼働の状態になった。
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川内1号機は8月11日に新規制基準に適合した原発として初めて再稼働した。
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- 2015-08-31 17:06:49
福潤宝,
川内原発1号、フル出力運転 9月10日に営業運転
福潤宝
川内1号機の出力は29日に100%に到達。原子炉や発電用タービンに異常がないか確認し、31日に原子炉内で発生する熱出力を100%に保つ「定格熱出力一定運転」というフル稼働の状態になった。
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川内1号機は8月11日に新規制基準に適合した原発として初めて再稼働した。
キモカワ世界 「生と死」語る チェコ映画「クーキー」の監督に聞く
クーキーは六歳の少年オンドラ(オンジェイ・スヴェラーク)のお気に入り。気に入り過ぎて色ははげ、詰め物もはみ出してしまった。ぜんそく持ちのオンドラを心配したママは、クーキーを捨ててしまう。ごみ集積所から逃げたクーキーは森を通り抜けて家に帰ろうとしたが、怖さで気絶し、森の村長ヘルゴット(声ズデニェク・スヴェラーク)に助けられる。はたしてオンドラと再会できるのか…?
「3DやCGを使う現代の王道の逆を行き、オーガニックな美しさをとらえたかったんです」。クーキーをはじめ、森の住民や集積所の元締は世界的に有名な同国のクリエーター集団「アマニタ・デザイン」による創作。カワイイだけでなく自然と融合した妖怪的「キモかわいさ」が身上だ。大勢の操作師が参加して森で百日間のロケを敢行、パペットのワイヤーは画像処理で消してある。
実の息子オンジェイに「森の精霊や昆虫はゲームより面白いと思ってほしい」とストーリーを練り、オンドラ少年役とクーキーの声を担当させた。子ども向けを意識しつつも、村の権力争いで登場する悪役キャラの「アヌシュカ」は「ポピュリストで大口をたたく政治家のイメージ。無責任で未熟なので、口は大きいけれど体は発育途中でヒョロヒョロです。自由な世界や民主主義にこういう政治家が脅威なのだと気付いてもらえれば」と風刺もちりばめた。
今作は監督の実の父で「コーリャ」で主役だったズデニェクも声で出演。脚本家である父との合作は多いが、三世代の共演は今作が初。「家族と一緒に仕事をするのは非常にぜいたくな時間の過ごし方です」とほほ笑む。
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「箱入りぬいぐるみ」で世間知らずのクーキーが冒険を経て成長する姿が描かれるが、単に生命を謳歌(おうか)する内容ではない。むしろ「伝えたかったのは『すべての生命は死に絶える』でしょうか」と監督。オンドラ少年が親交を結ぶホームレスの老人も、いつしか姿を消す。「自然もわれわれも、いずれは死に直面しなければいけないというメッセージは確かにあります。無意識のうちに子どもに伝わる作品になっていればいいですね」
<夏の甲子園>東海大相模、投打で圧倒
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試合は初回から動いた。2死走者なしから、杉崎成輝(なるき)選手(三年)らの3連打と四球、長倉蓮(れん)主将(同)の左越え二塁打で、計4点。白いトレーナーに紺のスラックス姿の応援団員飯島里奈さん(同)は、得点が入った際の定番曲「喜びの歌」で、スタンドが盛り上がる中でも直立不動だ。歌が終わりようやく、「心の中では『やった』と思ってます」と笑顔を見せた。
三回も2死走者なしから、磯網栄登(いそあみえいと)選手(同)が、三塁線へ二塁打。続く竹内大貴(ひろき)選手(同)、長倉主将の連続適時打で2点を加えた。
写真部員10人は、アルプス席のあちこちでグラウンドやスタンドの様子を記録。七回裏までに500枚撮ったという小坂元(こさかもと)一真さん(二年)は「試合はあんまり見られないですが、試合展開が早い」と、効率の良い得点経過に満足げだった。
スタンドがどよめいたのは九回。1死から登板したプロ注目の小笠原慎之介投手(三年)が、最速151キロをマーク。球速を示す電光掲示板をスマートフォンのカメラに収めた松山市の専門学校生永井健士さん(20)は「迫力ありますね」。
試合後、飯島さんは日に焼けた頬をさらに紅潮させ「この勢いで決勝まで行きます」と力強く話した。
◆監督・主将談話
東海大相模・門馬敬治監督 試合の入りを大事にした。初回に点が取れたのは大きかった。最終回は吉田凌投手の球が浮いてきた。小笠原慎之介投手にも投げさせたかったので、1死から出したが、球速が151キロ出たことは価値がある。練習をしっかりして次に臨む。
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同・長倉蓮主将 昨夏の甲子園は先制したが追加点が入らず負けた。今年は取れたのが良かった。吉田投手はそんなにいい状態ではなく、球を置きにいってしまう場面もあったが、粘り強く投げた。一、三回とも2死から得点でき、相手にはダメージだったと思う。
<私の戦後70年>暮らし 一瞬で奪われた
◇原爆前 唯一の家族写真
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◇森 容香(ようこ)さん 75
母の膝に抱かれているのが1歳の時の私です。横にいるのは兄と2人の姉。大工だった父が1941年、出征する際、撮影された写真だそうです。当時の家族写真は、父が戦地から持ち帰ったこの1枚だけ。あとは原爆で失いました。
広島に原爆が投下された45年8月6日。爆心地から1・8キロの自宅で母と兄、姉2人、1歳の弟の家族6人で朝食のおかゆを食べていました。5歳でした。「ピカッ」と光ったかと思うと、「ドン」とものすごい音がして。気がついたら家族全員、家の下敷きになっていました。
真っ先にはい出た兄が体を引っ張り、中から母が押し出してくれました。自宅から持ち出せるものを探す母らを残し、すぐ上の姉と、隣のおばちゃんの3人で、避難場所だった川の近くの竹やぶを目指しました。
爆風にさらされ皮膚が垂れ下がった人、家族の名を呼び、捜し求める人。「水、水」と言いながら川に顔を突っ込んだまま倒れた人。まさに地獄でした。折り重なる人々を必死の思いでかきわけました。何が起きたかわからないけれど、とにかく恐ろしかった。
母らと奇跡的に合流し、父の実家がある町へ向け、歩いて向かいました。30キロ以上はあったかと思います。はだしで、着の身着のまま。つらくて、怖くて。涙が止まりませんでした。「だっこして、おんぶして」と母にせがんでも、母は弟の面倒を見るのが精いっぱい。服の裾をつかんで歩きました。
夕方、民家にたどり着き、重湯を振る舞われたのを覚えています。お茶わんに、米粒が数えるほどしか入っていなくてね。それからしばらくは、ひもじい思い出しかありません。
被爆体験を語ることはありませんでした。戦後まもなくは伝染病みたいに思われていてね。中学を卒業後、家計を支えるため、大阪の紡績会社に集団就職。その後、結婚し、子や孫にも恵まれました。
枚方市原爆被害者の会に入り、長い間、語り部の活動を見てきました。当時、まだ5歳だった私には原爆について話せる自信がなく、年上の人たちが語るのが一番だと思っていました。
ただ、そんな人たちが高齢になり、亡くなる人が増えてきて。記憶や言葉が十分でなくとも、あの惨状をこの目で見た私にも語り継ぐ責任があるのではないかと思うようになりました。
今年7月26日、市内の催しで、初めて話をしました。あっという間でした。次は、この70年の苦しみを伝えたい。会員の中には、いまだに被爆したことを家族に話していない人もいるんですから。
苦労の絶えなかった母は1989年、厳しかった父はその翌年、亡くなりました。この写真を見ると、家族水入らず穏やかに暮らしていたんだとしみじみ感じます。爆心地近くで被爆してからは、病気におびえながら生きています。二度と元には戻れないのです。
子や孫に、同じ思いをさせたくない。絶対に戦争を繰り返してはならない。体力が続く限り、語り続けたいと思っています。
◆被団協 解散相次ぐ
広島、長崎の被爆者でつくる団体は戦後、全国各地につくられ、被爆2世らも参加して被爆体験を語り継ぐ活動に取り組んできた。
全国組織は日本原水爆被害者団体協議会(被団協、本部・東京)。府内の組織には府原爆被害者支援協会、枚方市原爆被害者の会などがある。枚方市の会の会員は約300人。
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ペニス増大
各組織とも戦後70年を経て高齢化などでメンバーの減少が進み、2006年の奈良、08年の滋賀、そして今年の和歌山と、被団協の都道府県組織では解散も相次いでいる。