山健組系事務所のインターホンを壊した疑い、組長を逮捕

指定暴力団山口組から分裂した「神戸山口組」の中核組織・山健組の傘下組織の事務所のインターホンを壊したとして、愛知県警は18日から19日にかけ、山口組弘道会高山組(名古屋市南区)の組長篠田正樹容疑者(42)=名古屋市南区要町2丁目=ら計7人を暴力行為等処罰法違反(器物損壊)の疑いで逮捕し、発表した。
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 高山組は山口組ナンバー2の高山清司若頭(68)=収監中=の出身母体。山口組の覇権を握る弘道会のなかでも、人員・資金力の両面で筆頭勢力の団体として知られる。

 県警によると、ほかに逮捕されたのは、いずれも弘道会系組長の押見晃(45)や高山組幹部の酒井伸久(46)、同組幹部の六車武士(31)ら6容疑者。いずれも黙秘するとして、認否を留保しているという。

 捜査4課によると、篠田容疑者ら7人は共謀して17日午後11時10分ごろ、名古屋市千種区今池1丁目の山健組傘下組織の組事務所に取り付けられたインターホンを引きちぎるなどして壊した疑いがある。
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 18日未明、押見容疑者がこの事務所に再び訪れ、待ち構えていた組員に暴行される事件が発生。県警は同日、いずれも山健組系組幹部の内田諭(50)と針山則宏(39)の両容疑者を傷害容疑で逮捕していた。

 県警は、山健組傘下組織がインターホンの破壊を弘道会側による挑発行為と受け取り、暴行したとみて捜査を開始。捜査関係者によると、付近の防犯カメラの映像の確認などをしたところ、17日に高山組組長らがインターホンを壊した疑いが強まったと判断したという。

 県警は、山口組の分裂を受けた挑発行為が器物損壊や傷害の事件に発展したとしているが、今回の事件から抗争に発展する可能性は低いとみている。