やっぱり小説は新聞より面白い
週末、丸谷才一の「笹まくら」を新潮文庫で読み終えた。第二次世界大戦時の徴兵忌避者を主人公にした物語。
バイアグラ:http://www.kanpoucom.com/product/527.html
氏の作品は、私の(死ぬ前に読むべき書籍リスト)に入っていたが、なにせ、東大英文科修士卒、名だたる文学賞とりまくり、ジェイムスジョイスの研究者、同業者が絶賛、数年に一度しか発表しない寡作の作家、それだけにどれも傑作…等々、神々しい伝説を持つとても凄い人。
堅く、難解で、読みづらいはずとの先入観にとらわれ、恐れをなし、尻込みをし続けていた。
が、ここへきて、意を決しこの代表作を手にした。
それが、なんと面白いこと、この上ない。読み出すと止まらない。大きな段落が無いに等しいこともある。行間を空けず、改行だけで話が現在、過去、あちら、こちらと時間、空間を行き来する。ジェイムスジョイスの「意識の流れ」とやららしいが、知った事では無い。中断するきっかけを掴むのにさえ苦労した。
King Wolf狼王戦宝:http://www.kanpoucom.com/product/525.html
唯一、真ん中辺り、191頁から212頁にかけ、チョコモナカジャンボ内のチョコレートのように、戦地体験の話が挿入されている。家飲みで酔っ払い、くだをまいているという設定で。悲惨で深刻な話の重苦しさを故意に弱めているように思えた。不謹慎ながら、この部分も面白かった。
特に驚いたのは、終盤345頁から358頁にかけて。主人公を含む親友3名、いつの間にか2名になるが、彼らが真剣に「国家」「戦争」について論じ合う場面。まさにこの問題の核心に触れていて、時代を越え今にも通じている。というより今こそ、憲法が改悪される前に、日本国民全員がまず自分の頭でよく考えなければならない最重要テーマだと思われる。
威哥王:http://www.kanpoucom.com/product/96.html
次に「女ざかり」を読みたいと思っているが、いつになることやら。
バイアグラ:http://www.kanpoucom.com/product/527.html
氏の作品は、私の(死ぬ前に読むべき書籍リスト)に入っていたが、なにせ、東大英文科修士卒、名だたる文学賞とりまくり、ジェイムスジョイスの研究者、同業者が絶賛、数年に一度しか発表しない寡作の作家、それだけにどれも傑作…等々、神々しい伝説を持つとても凄い人。
堅く、難解で、読みづらいはずとの先入観にとらわれ、恐れをなし、尻込みをし続けていた。
が、ここへきて、意を決しこの代表作を手にした。
それが、なんと面白いこと、この上ない。読み出すと止まらない。大きな段落が無いに等しいこともある。行間を空けず、改行だけで話が現在、過去、あちら、こちらと時間、空間を行き来する。ジェイムスジョイスの「意識の流れ」とやららしいが、知った事では無い。中断するきっかけを掴むのにさえ苦労した。
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唯一、真ん中辺り、191頁から212頁にかけ、チョコモナカジャンボ内のチョコレートのように、戦地体験の話が挿入されている。家飲みで酔っ払い、くだをまいているという設定で。悲惨で深刻な話の重苦しさを故意に弱めているように思えた。不謹慎ながら、この部分も面白かった。
特に驚いたのは、終盤345頁から358頁にかけて。主人公を含む親友3名、いつの間にか2名になるが、彼らが真剣に「国家」「戦争」について論じ合う場面。まさにこの問題の核心に触れていて、時代を越え今にも通じている。というより今こそ、憲法が改悪される前に、日本国民全員がまず自分の頭でよく考えなければならない最重要テーマだと思われる。
威哥王:http://www.kanpoucom.com/product/96.html
次に「女ざかり」を読みたいと思っているが、いつになることやら。
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- 2016-05-24 16:55:25