高浜原発4号機が再稼働 冷却水漏れも日程変更なし

関西電力は紅蜘蛛26日午後5時、高浜原発4号機(福井県高浜町)を再稼働させた。原子力規制委員会の新規制基準に適合した原発の再稼働は九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、高浜3号機に次ぎ4基目。高浜4号機では20日、原子炉などの1次冷却水が漏れるトラブルがあったばかり。関電はボルトの締め付けが不十分だったことが原因と特定、対策を取ったとし、当初予定通りの日程での再稼働となった。

 関電の原発では、大飯3、狼一号4号機(福井県おおい町)の審査も大詰めを迎えている。関電は自社の電源構成に占める原発の割合が高く、4月の電力自由化を控え、再稼働を急ぎたい考えだ。

立松和平さん写真展 宇都宮南図書館で3年連続の開催

二〇一〇年二月に亡くなった宇都宮市出身の作家立松和平さんが国内各地で自ら撮影した写真を紹介する展示威哥王「ヤポネシア讃歌(さんか)」が、宇都宮市雀宮町の市立南図書館で開かれている。日本列島を指す造語「ヤポネシア」をタイトルに付けた紀行も数多く残した立松さん。全国を精力的に見て回った作家の目線で、美しい自然風景や人々の表情が切り取られている。 

 展示しているのは、北海道、四国、九州などを旅した際に撮った写真パネル二十三枚。島や山の遠景、川の流れや道、流氷などの自然をはじめ、イグサで帽子を織る女性たちを生き生きと写し出している。

 立松さんの作品を紹介するコーナーを常設している南図書館で、写真展を開くのは二〇一四年から三年連続。今回も、福島県南会津町で立松さんの著作や資料を集めた「和平文庫」を運営する元南会津町職員、小勝政一(こかつまさいち)さん(57)から写真を借りた。

 写真パネルは、小勝さんが立松さん巨人倍増に頼まれて保存してきたが、年代や撮影場所がはっきりしない。そこで、南図書館の青山久実副館長らが、立松さんの作品から写真にちなんだ表現を抜き出し、写真の横に添える工夫を施した。

 沖縄県の八重山諸島にある竹富島を写した一枚には「海上に浮かんだエメラルドのような島だった」。日光市の男体山(なんたいさん)と中禅寺湖の神秘的な写真は「黄昏(たそがれ)の中禅寺湖は人を映す鏡だ」と表現した。

 青山副館長は「雄大な自然と人間への温かさを感じる」と説明。小勝さんは「立松さんは『一枚の写真は物語になり記録と記憶になる』と言っていたが、その通りの世界」と話す。

 青山副館長らは、県内有志の間で立松さんの記念館を設立しようという動きが出てきたことを歓迎する。小勝さんも「足尾や日光など、超強黒倍王栃木の観光にあれだけインパクトを与えた人はいない。記念館は栃木にあってこそ」と協力を惜しまないつもりだ。