どの程度の「圏外」か?

ストライクゾーンから球1つ分外れるのも圏外,アンテナが反応しなくなる距離も圏外,論外に外れている地球外生物のようなのも圏外。ここで言う「圏外」って,「手を伸ばせば届くところに居るのに,自分の意思で手を伸ばさなかった人」ぐらいの距離感だと思います。
媚薬カプセル
私もそうだったのかな。私に向かって「少なくともあなたな恋愛の対象じゃない」と言い放った人と,その後,結婚しています。あのとき私がもう少し物分かりの良い大人だったら「気になる存在なんだけど自分の理想とちょっと違う」ぐらいに受け止めたのでしょうけど,「あんたにそんなこと言われる筋合いはないし,そもそも,あんたがいい人を見つけられるのか?」ぐらいの憎まれ口を叩いていたんだったか。

で,そうこうしているうちに,ひょんなところで,私のことを好きだと言う女の子が現れ,じゃぁ,彼女になってください,と素直にお願いして……その頃,同級生の男の子で,「俺,女子高生の彼女が居るんだぜ」と吹聴していたのがガセだとバレて,クラスの女子の間で話題になっていたのだけど,実は私が密かに,リアル女子高生彼女持ちだったと言うオチもついて。

そんな時にも,「あなたに彼女なんて出来るわけない」と言われていたっけ。
どこまで憎まれ口叩くんだよ……その後,私のほうの話はガセではないと言う噂が浸透してきたけど,それですら,なかなか信じてくれなかった。今にして思えば,「この男に彼女なんて居ないままでいて欲しい」と言う希望的観測でもあったのかも知れないけど。
三体牛鞭
私としては,世話の焼ける彼女を持ってしまったので,気を抜いて接することの出来る,同級生の女子は,結構ありがたい存在だった。その,気の抜き加減がいけなかったんだか,実は私に年下の彼女がいたと言うことを,どうしても認めたくなかったんだか,その辺りは結婚後も明かしてくれないのよね。

むしろ,憎まれ口を叩いても普通に仲良くしていたり,同級生の女性に対して何も構えず,自然体でいたことが,よけいに「気になる存在」として存在感が増していったのかも知れない。(←私の希望的観測)
私が当時の彼女に振られるまでの顛末も,よく把握されていたのも事実。

結局,私も,頑張って関係を維持しないと続かない恋愛よりも,楽な方向に流れてしまったものだから,こういう組み合わせで結婚したのだけれど。その代わり,ラブラブな恋愛関係であるとか,甘い新婚生活などとは無縁で,女の子の憧れるような恋愛経験をさせてやれなかったのは,ちょっと心残り。

いまだに,「少なくともあなたは恋愛の対象じゃない」と言われた頃と,人間関係はたいして変わっていないのです。異性に対する思い入れとか気合いとか,特別な思いとか,あんたは持っていないのか?
そんなことを言い合いながらも,結婚生活は 大きな波風も立たず,続くのでした。

立ち位置は変わらなくても,理解は深くなっている。
最初に顔を合わせてから結婚まで7年半かけるような,用心深い人だと言うことも,分かっているつもり。長続きすることは悪いことじゃない。特に結婚に関しては。