全600型カットソー素材

コレクション活動を休止中のマスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)とカットソーメーカーのエイガールズが協業する2シーズン限定のコレクション「mastermind feat. A-GIRL'S」が、一部店頭で販売を開始した。ファーストシーズンはNYで開催された「東京ランウェイ」で発表。1シーズンの合計約600型は全てオリジナルのカットソー地で仕立てられている。

エイガールズは、75年以上続く和歌山の老舗ファクトリーを背景に、究極の着心地の良さを追求した素材を提供している日本屈指のカットソーメーカー。独自でパリの生地展プルミエールビジョンに出展を続け、世界で高い評価を得て多くの著名メゾンに素材を提供している。

 デザイナー本間正章とエイガールズの協業により今年2月にNYで発表された「mastermind feat. A-GIRL'S」は、2015年秋冬から2016年春夏まで展開される2シーズン限定のコレクション。布帛は使用せず、ジャケットやアウターといったアイテムまで全て高品質のカットソーやジャージー素材で制作されているのが特徴だ。カットソーの可能性に挑戦する新しいアプローチで、メンズ・ウィメンズのトータルルックを展開する。「マスターマインド・ジャパン」のアイコンだったスカルの使用を控え、全て新規のパターンで制作しており、より大人向けのコレクションになっているという。

 国内では一部の店舗でファーストコレクションの販売がスタートしており、8月末から伊勢丹新宿店や阪急メンズ東京および大阪、ドーバーストリートマーケットギンザ、フレッドシーガル、タトラス ストラダ エストで本格的に展開される。海外の取り扱いは約20店舗。次シーズンの2016年春夏コレクションはパリのラキッチショールームで発表した。

コシノジュンコが"たちねぷた"に KONOKOがモチーフ

ファッションデザイナー コシノジュンコのイメージキャラクター「KONOKO」をモチーフにした「ジュンコねぷた」が、青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)祭り」に登場する。 現存する人物がモチーフとなっているたちねぷたが作られるのは初めて。

「ジュンコねぷた」は、今年2月にサンパウロで開催されたサンバカーニバルに立佞武多を出陣させた「サンパウロたちねぷたプロジェクト」の呼びかけ人であるコシノジュンコへの感謝を込めて五所川原市が製作。全長は約6メートルで、 8月5日にコシノジュンコ本人と共に市街地を周る予定だ。

欧州ファッションコンテスト「ITS」、アジア勢が健闘

イタリアのトリエステにて、7月10日、11日の2日間に渡って開催されたファッションコンテスト、「イッツ(ITS)」(International Talent Support)。第14回目となる今回は、アジア勢が存在感を見せ付けた。ITSは、ファッション、アクセサリー、ジュエリー分野の若手デザイナーを支援する目的で始まったコンテストで、バーバラ・フランキン(Barbara Franchin)が主宰する。日本、中国、韓国などアジアのデザイナーが、クリエイティビティーという面でも、勢いを盛り返した。

ファッション部門の優勝者パウラ・クノール(Paula Knorr)はドイツ出身、また、アクセサリー部門ではオーストリア人のイザベル・ヘルフ(Isabel Helf)が最優秀賞を勝ち取ったが、その他では「若手のアジア出身クリエーターが勢いを見せた」とOTB(「ディーゼル(Diesel)」、「マルニ(Marni)」、「メゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Margiela)」などを所有するグループ)のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)。ロッソはこのイベントの有力スポンサーの一人だ。

 ファッション、アクセサリー、ジュエリー、アートワーク、それぞれの部門つき10人ずつ、合計40人のファイナリストが参加した。特にウェアの部門では、多種多様なイノベーションに溢れたデザイナーたちの作品が、人々を魅了した。

 パウラ・クノールのコレクションは、赤、紫、ボルドーなどの色使いに、シャイニーでメタリックな素材を使用し、エネルギッシュでセンシュアルな仕上がりに。白黒のモノトーンが多数を占めるなか、存在感が際立っていた。

イッセイ ミヤケの万華鏡のようなスパイラルスカートに注目

「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」が、2015年秋冬コレクションの立ち上がりに合わせてイメージビデオを公開した。ショーのフィナーレを飾った色とりどりのスパイラルスカートが、万華鏡のような世界観の映像に収められている。

デザイナー宮前義之が手がける「イッセイ ミヤケ」は、3月にパリでランウェイショーを開催。「Colorscope」をテーマに、雪の結晶や渦を巻いた貝殻など、自然界の創り出す構造からインスピレーションを受け、万華鏡のように幾何学が織りなす色の小宇宙を表現した。

 オリジナルテキスタイルの3Dスチームストレッチは、色の三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)で無数のカラーバリエーションを展開し、立体的なジャケットやドレスに仕立てられた。注目を浴びたのは、ラストに登場した10体のスパイラルスカートだ。帯のように六角形に折りたたまれた状態から、モデルが紐を解きながら回転すると螺旋状のカラフルなフレアスカートに変化。色の躍動感に満ちたフィナーレとなった。柄は2パターン、全12色展開で、7月上旬から順次店頭展開がスタートしている。価格は150,000円(税別)。

 7月1日と8日の秋冬コレクション立ち上がりに合わせて公開された映像は、ロンドンを拠点に活躍する新鋭フォトグラファーのジャコブ・サットン(Jacob Sutton)が、コンセプトから撮影、編集まで担当。テキスタイルやシルエットを強調するため、鏡の反射効果を利用して撮影している。

アシックスが350名の人員削減へ

アシックスが、国内350人の早期希望退職者を募ることを発表した。海外事業が好調の反面、去年国内の売上の割合は世界全体の約7%に留まっており、人員削減により収益率を高め、国内事業の構造改革を推進していくという。

アシックスは、国内販売を担うアシックスジャパン株式会社とアシックス販売株式会社を来年1月に統合することを発表。これにより意思決定の迅速化、業務プロセスの改善、組織構造のスリム化を目指していく。

 早期退職は、株式会社アシックス、アシックスジャパン株式会社、アシックス販売株式会社の3社で募集され、来年の4月1日時点で、満35歳以上、勤続10年以上の従業員が対象となる。募集期間は今年の8月中、退職日は9月末。