執政官ユスティ二アヌスのディプティク

ユスティニアヌス大帝は皇帝に即位する6年前の521
年、東口ーマ帝国の執政官に任命された。このディブ
ティクに連板)は、執政官就任を祝って元老院の語
員たちへの贈り物として制作されたうちのI点である。
それぞれの板の中央には、元老院諾員に宛てた碑文を
縁取る円形浮彫が施されている。単純な真珠のモチー
フと複雑な波繰文による浮彫は、きわめて細心に!A密
に彫刻され、商素さの中にも優雅さを秘めている。各
板の四隅にはアカンサスの茂みの中央からライオンが
頭を出している。立体的に表現された柔らかな質感の
アカンサスの葉飾りは、抽象的で幾何学的な波繰文、強いコントラストをなしている。

伝ニクラウス・ヴェックマ

この魅力ある聖母子と聖ヨセフの群像は、かつてはクッテネールリくイ・ビべラッハのシトー派修道院の大祭壇の中央部分であった。

聖母マリアと幼子キリストは同じ方向を向き、キリストは祝福するために右手をあげてい60彼らの姿勢は、聖アンナとともに聖なる親族関係をあらわすか、あるいはマギの礼拝場面をあらわす作品のI部だったかもしれないと示唆している。・キリストの左手の球は、世界の精神的な支配者として彼の役割を象徴している。以前はさまざまなウルムの作家に帰属されたこの浮彫が二クラウス・ヴェックマンの作とされたのは最近のことである。

哀悼

もともとは、彩色した翼部をもつ大型の祭壇衡立の中央部分であったこの「哀悼」の彩色紺彫刻は、15世紀末のスべインエ房の作例として興味深い。枠組と人物はそれぞれ別の彫刻家が彫り、人物と背景に異なる顔料が使われているなど、複数の芸術家が制作している。

聖ヨハネ、涙をぬぐうマグダラのマリアの像には、明らかに北方の絵画の影響があらわれていて、どちらもロヒール・ファン・デル・ウェィデン(ヨーロッパ絵画No.57参照)を手本にしている。いっぼう金彩を施された枠細エと金欄の側壁は、スべイン美術の典型を示す。

セントラル・パーク

プレンダーガストの色彩はフランスの後期印象派の影
響を受けている。ここでは、幅広の筆を用いて純枠で
鮮やかな色調のバターンを配するという非常に独自の
様式がみられる。水平な小径に垂直な木が立つ厚く塗った画面に、人物や風景を配しており、装飾的なモザ
イクまたはタピスリーのような印象を与える構図であ
る。多くの作品と同じように、この絵も年紀がない
が、おそらく1908-1910年頃に描かれたものと思われ
る。プレンダーガストの油絵スケッチは水彩画を基礎としており、数々の水彩スケッチはこの媒材によるすばらしい熟練を立証している。