買い物に念ってきている

それらも小型の風景画であって、それ自体が小さな月暦の寓意画の体を成している。この野莱市場の絵は市場の写実的な描写ではなく、風俗画でも静物画でもない…子連れの市民階級の婦人が、買い物に念ってきている。

市場の売り手の女は膝の上に子供を載せ、夏に供給される豊富な野菜と果物が一杯に並べられている。虚構の暗く背後を閉ざされた絵画空間は、屋外の広場へと通じる道への視野を広げている。背景においても前景のモチーフを繰り返す、もうーつの小さな商いの場景が描かれている。

Comment
name:

comment:

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://i.anisen.tv/trackback.php/nakama/27432