インディがターミネーター化する時

フォード再登板の情報には驚くことはなかった。このニュースを聞いてまず思い浮かんだのは、クリス・ペプラーさんが語っていた、ハリソンより1つ年下、ほぼ同学年のストーンズのミック・ジャガー(72)についての見解。「東京ドームで2時間のライブ中、何度スキップで往復しているかわからない。完全にアンチエイジングの何かをしていますよね。大金持ちの彼らの姿が、いかに若返りが可能か?モデルケースだと思います」・・・といった内容でした。これはまさにフォードにも当てはまることでしょう。現在73歳。今年7月で74歳。次回作が公開されるのは3年後の2019年。77歳でのアドベンチャー映画で、皮ジャン姿で鞭をふるってアクロバットなアクションを展開する…全然可能なのでしょう。ミック・ジャガーのように生身でステージにたち、2時間のライブでのパフォーマンスに臨むほうがよっぽど負担が大きいと思われる。

しかし映画ならば、代役となるボディ・ダブル、またはスタントマンがアクションをやってくれる。また存在そのものCG化して顔だけあてはめることも可能ではない。これはある意味、もう亡くなろうとしているほどに肉体の衰えた人でさえもアクション映画の主人公が可能である!というスピルバーグとフォードの挑戦のように思える。その象徴的な例は、昨年公開され、涙なくしては観れなかったシュワの代表作『ターミネーター』のシリーズ最新作『ターミネーター創世記』で明らか。微粒子が結合して出来上がるような最新型のターミネーターに手足をもがれながら死闘を繰り広げるシュワ=旧型ターミネーター。しかし、もう完全に再起できないほどに破壊されたものの、あることがきっかけで「バージョンアップしたぞ」と戻ってくる。彼は超合金のような体ではなく、あの2作目の敵役、ロバート・パトリックが演じていたT-1000のかたちで復活する…。そして映画は完全に新たな続編の予感で幕を閉じる。こうなったらもう、シュワ自身がアクションをやらなくても、液体金属の身体などこの世には存在しないのだからすべてがCG処理可能になる。さすがビジネスマンとしても才覚鋭いシュワ。肉体の明確な衰えを自覚してのシリーズ維持の保険作。すばらしいです。
つまり、昔、シュワやスタローンのように無意味に?上半身裸で大きな、キレたマッチョな肉体を作り上げることはなく、すべてCGで可能となった現代。最も必要となったのは、いかに安定的に観客を呼び集められるか?昔の遺産ということなのでしょう。インディシリーズのファンにはけしからんと思われるのかもしれないが、私にとっては現代に最も時代背景が近づいた、ジェームス・ディーンの黄金期であり政治では東西冷戦の渦中、UFOまで登場した4作目『クリスタル・スカルの伝説』が最高傑作と考えています。さらに時代が現代に近づいての最新作。ケネディ暗殺の真犯人が映し出されたビデオテープを追い、世界のスパイたちとアメリカ国家との壮絶な攻防戦を広げる…インディが鞭だけではなく、CIAのジャック・ライアン(思えば昔、フォードはライアンを演じていた…)のような活躍も願いたいです。
期待して待ちたいです。
巨人倍増
三體牛鞭
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