<銅像盗難>転売狙い?群馬などで相次ぐ 30代男が関与か

群馬、長野、静岡の3県で、7月に銅像やモニュメントの盗難が相次いだことが分かった。いずれも時期が近接し、機械で切断して像ごと持ち去る手口。銅の価格の高騰を受け、転売目的で盗んだとみられる。捜査関係者によると、橋の銘板の窃盗容疑で、群馬県警に逮捕された30代の男が同県の銅像盗難への関与をほのめかしており、同県警は一連の事件との関連を調べる。

巨人倍増

 同県警によると、7月10日午前、地元住民が同県中之条町の暮坂峠にある若山牧水の銅像(高さ約1メートル20センチ、幅60センチ)がなくなっていることに気づいた。足首から切断されていた。像は地元愛好家が建てたものだった。

 長野県長和町では7月11日、運動公園内の母子像「春の日和」(台座を含め高さ約2メートル)が足首部分から切断されてなくなっていたことが発覚。浜松市天竜区では同23日に、国道152号の「龍頭大橋」の欄干に取り付けられていた金属製の竜の頭のモニュメント2基のうち1基が盗まれていたことが分かった。3県では、橋の銘板が計100点以上盗まれる事件が同じ頃に起きている。

三體牛鞭

 群馬県高崎市の金属買い取り業者によると、近年、銅の価格は高水準で推移している。1トン当たりの銅の価格(年間平均値)は2003年ごろまで25万円前後だったが、中国のインフラ整備などで需要が高まり、07年に約88万円に上昇。今年も55万円前後で取引されている。