に付きえる気

次に両手の麻袋を脇から両手で掴む様に持ってそのまま横に広げ肩の位置まで持ち上げる運動を50回。

いつもは使わない筋肉を使う為か一日目はこの運動だけで終わった。

しかし、その運動は朝、晩この運動を一揃いでやる事を命じられた


次の日の朝、プジャンが俺とテマンを呼んでこう言った

「今朝テジャンが向こうを発ったらしい。昨晩スリバンが伝達に来た。」

「では、今日中にはお戻りになるのですか?」

プジャンは顔を左右に振る

「いや、まだ御身体が万全では無い故、今日中の御到着は無理だ」

「では?」

「明日、早くて昼頃だろう。」

「テジャンの傷はそのように酷いのですか?」

「…詳しくは良く判らん。だが、刀傷は無いと聞いている」

「お、俺、迎えに行きます」

そう言ってテマンは走って行った

今度はプジャンも止める事は無かった

「まぁ、止めてもあいつは行くだろう」

そう俺に向かい言う。

確かに聞いて止まる奴では無い

「ところで、お前はどうなのだ?稽古は進んで居るのか?」

そのように切り返され、実は思っている事を口に出してみる

「その事なのですが、何と言いますか、筋力とやらを付ける訓練はして居ります。ですが、稽古と言うような槍や棒を使う物は何も。今日も手ぶらで良いと言われております。」

「その訓練はなんだ?時間つぶしか?」

「プジャンもそう思われますか?俺もそう思います。何やら俺は何かの謀の中に居るような気が致します。」

はぁ、と溜息を吐きプジャンを見る

「ふむしかし、お前にそんな謀など懸けた所でスリバン達には何の得もなかろうに。まぁ、このまま様子を見るか。」

「はぁ、」

そして、プジャンはまぁ、頑張れと言って去って行った。


そうして今日もクッパ屋の裏にある通用門から中に入り、そのまま中庭の方へ向かうとジホが自分の槍の手入れをして待っている

「やぁ、今日も御苦労さん」

片手を挙げてニヤリと笑う

「今日は槍か棒に触れるんだろうな?」

するとえ~!と言って驚く

「気が早いよ~、まだその腕に筋肉付いて無いでしょ~?」

そんな訳有るか!もともとウダルチの稽古も毎日欠かさずやっておるのだ、人並み以上の筋力は或るだろうが!

「これ以上やるとただの筋肉達磨ではないか。」

ハッと笑っている。

腹を抱えて

「トクマン、あんた面白いねぇ~。筋肉達磨、いいねぇ~!成って見る?」

もう、此処までくれば間違いないだろう。

「…ジホ、お前教ないだろ?」

「ん?分かった?」

やっぱりだ。

何かあると思っていたのだ

「何故だ、何故教えてくれない?こちらは報酬も払うと」

「金の問題じゃないんだよね~。俺、上の人間に言われて動いてるんだ。分かる?この意味。」

くくくっと笑いながら此方をチラリと見る

「トクマン、悪い事言わねえからこのまま俺合えよ。そして、腕と足の筋力をとにかく上げろよ。」

上?ジホの上と言えばマンボ姐か師淑

「おっと、これ以上は俺も言わねぇよ?取りあえず今日も言ってある運動をやってくれよ?」

何か裏が有るみたいだが、これ以上聞いた所で言わないだろうから今日は付き合って自分の筋力上げをしていた方が良さそうだ。
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