[SIGGRAPH]「FINAL FANTASY XV」の戦闘シーンはどのように描かれるのか。リアル

SIGGRAPHは,ノンリアルタイムのCG映像を扱うだけの学会ではない。2010年のSIGGRAPH 2010から,リアルタイムレンダリング技術にスポットをあてた「Real-Time Live!」と呼ばれる,ちょっと変わったイベントも行われている。
 わずか5分間という持ち時間で,実際にデモ機でプログラムを実行しながら,講演者がその解説を行うという,ほかのイベントでは見かけない進行となっているのが,Real-Time Live!のポイントだ。テーマがリアルタイムレンダリングであるだけでなく,イベント自体もリアルタイムというわけである。

 さて,今回のReal-Time Live!には,珍しく日本からスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XV」(PS4 / Xbox One,以下 FFXV)開発チームが参加して,「Real-Time Technologies of FINAL FANTASY XV Battles」(FINAL FANTASY XVの戦闘におけるリアルタイム技術)というセッションを行った。
 セッションを担当したのは,第2ビジネス・ディビジョン シニアプログラマーの長谷川 勇氏と,テクノロジー推進部 リードAIリサーチャーの三宅陽一郎氏だ。

セッションはReal-Time Live!に相応しく,戦闘シーンに注目したものだ(左)。右写真は,セッションを担当した長谷川 勇氏(写真左,シニアプログラマー,第2ビジネス・ディビジョン,スクウェア・エニックス)と,三宅陽一郎氏(写真右,リードAIリサーチャー,テクノロジー推進部,スクウェア・エニックス)
[SIGGRAPH]「FINAL FANTASY XV」の戦闘シーンはどのように描かれるのか。リアルタイムデモをもとにポイントを解説

Agni's Philosophyのデモムービーより
[SIGGRAPH]「FINAL FANTASY XV」の戦闘シーンはどのように描かれるのか。リアルタイムデモをもとにポイントを解説  スクウェア・エニックスといえば,SIGGRAPH 2012のReal-Time Live!でも,「次世代ファイナルファンタジーが目指すグラフィックスのデモ」として「Agni's Philosophy」を披露し,好評を博したことがある(関連記事)。
 今回,FFXV開発チームがReal-Time Live!に登壇するのは,いわば4年前に提示したコンセプトから,実際のゲームがどうなったのかという結果報告ともいえるわけで,ゲーム開発者からの注目度は相当に高かったのではないだろうか。

 そんな,FFXV開発チームの発表映像内容を,特別に実機からデジタル録画する許可を得たので,その映像を示したうえで概要を解説しよう。まずはその映像を見てほしい。デモ機が出力した映像の録画なので画質も非常に高く,見ているだけでも楽しめると思う。
 なお,当然ながら映像は開発途中のものであり,製品版ではさらに改善するとのことだ。

「Real-Time Technologies of FINAL FANTASY XV Battles」の実演デモ
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Real-Time Live!で実演されたデモを実機から直接録画した映像。一部の場面でフレームレートが落ちるのは,開発用のデバッグ画面を出しているためだ。また,一部の表現は現時点での最新版よりも古いそうで,調整が行き届いていない部分が残っているとのこと

 なお,本作は今のところ,PlayStation 4用とXbox One用がリリースされることになっているのだが,デモに使われたのは開発用のWindows PCである。ちなみにデモ機のスペックは,CPUが「Core i7-5820K」で,グラフィックスカードは「GeForce GTX 980 Ti」搭載カード,メインメモリはPC4-21300 DDR4-SDRAM 8GB×4とのことだった。
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