イヌ家畜化の起源は中国、初の全ゲノム比較より

世界のイヌとオオカミ58頭の全ゲノムを解読、「2つの段階」が判明

 人間社会に疲れた私たちを癒してくれるイヌは、もとをたどればオオカミだ。だが、オオカミが人類の友になった過程は長らく分かっていなかった。

 イヌの起源について、有力な説は主に2つある。ひとつは人類が1万年前~3万2000年前に、おそらく東アジア南部のどこかでオオカミの家畜化を始めたというもの。これは、母から子へと受け継がれるミトコンドリアDNAを調べる研究による。そしてもうひとつは、イヌの家畜化が始まった場所はヨーロッパか中東というものだ。こちらはほかの遺伝子マーカー(ゲノム上に分散するDNAの断片など)を調べた別の研究の結果である。
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 はたしてどちらが正しいのだろうか。この謎を解明すべく、オオカミ・イヌ計58頭のすべてのゲノム配列を解読する研究が行われ、12月15日付けの科学誌「セル・リサーチ」に発表された。

 研究を行ったのは、中国科学院のヤーピン・ジャン氏とスウェーデン王立工科大学のピーター・サボライネン氏が率いる国際チームだ。彼らの発表によると、イヌが2つの段階を経て家畜化されたことが明らかになった。最初の段階は約3万3000年前に中国で始まり、その1万8000年後からの第2段階で、完全に飼いならされたイヌが世界中に広まり、人類の最良の友としての地位を固めたのだという。
アジアからの道、遥か

 サボライネン氏は、過去に自ら行ったミトコンドリアDNAの研究から、人類は東アジア南部で初めてハイイロオオカミを家畜化したのではないかとにらんでいた。
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 その後、サボライネン氏の推測を否定する研究結果が相次いで報告されたが、彼は、そうした研究はすべて中国をはじめとする東アジア南部のオオカミやイヌを調査対象に含んでいないことに気づいた。

 今回の研究で、サボライネン氏とジャン氏らは、ユーラシアのハイイロオオカミ12頭、オオカミと現代のイヌの中間にあたるアジアおよびアフリカの原始的なイヌ27頭、南北アメリカを含む世界各地のさまざまな品種のイヌ19頭のすべてのゲノムを調べた。

 サボライネン氏は、「その結果、東アジア南部のイヌ集団が、それ以外のイヌ集団とは大きく違っていることが明らかになりました。今回調べたイヌの中で、彼らは遺伝的多様性が最も高く、かつ、遺伝的にオオカミに最も近かったのです」と言う。これは、品種改良の歴史の浅さを示し、彼らの起源がより古い証拠となる。

 今回の研究により、さらなる秘密も明らかになった。

 イヌは中国で最初に家畜化されたものの、ほかの地域に広まりはじめたのは約1万5000年前からだった。まずは東アジア南部から中東やアフリカに広まり、約1万年前にヨーロッパに到達して、今日のような多様な犬種が作り出されるようになった。

 サボライネン氏は言う。「イヌの物語はこのように3万3000年前に始まったようですが、完全に飼いならされた犬が1万5000年前に世界中に広まった経路はまだ明らかではありません」

レギュラーガソリン、5年8か月ぶりの120円台突入

資源エネルギー庁が12月2日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査によると、11月30日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.2円値下がりし、1リットル当たり129.1円となった。

レギュラーガソリンの小売価格は4週連続で値下がりしたあと、横ばいをはさみ、6週連続で値下がり。曲美2010年3月8日の調査以来5年8か月ぶりの120円台突入となった。

地域別では、四国で2.4円、北海道で1.7円、関東と中部で1.2円、東北で1.1円、中国と近畿で0.9円、九州・沖縄で0.8円、全エリアで値下がりした。

ハイオクガソリンは前週比1.1円安の140.0円、軽油は0.5円安の109.6円だった。

60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月2日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は118.1円/リットル(前週比-1.8円威哥王、ハイオクは128.0円/リットル(同-1.6円)、軽油は95.4円/リットル(同-0.9円)だった。

なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
  • 経済 |
  • 2015-12-02 18:54:26