王毅さん、一体全体

北京第二語言学院卒業のハンサム政治家、中国外相の王毅氏が、2月17日、西沙諸島での中国のミサイル配備について、西側のでっち上げと語り、その後、軍事施設建設は「国際法が認める主権国家の自衛権に完全に合致している」と強調した。

まずは、知らされていないよ、でも、よくわらかないが、中国政府の流れからすればこういうとだとうまくまとめ上げたというところであろう。

さて、その王毅さん、ドイツを訪問している。その折、記者団に、韓国でのTHAADの配備をめぐって質問され、秦末漢初の歴史事例を持ち出した。

曰く、項荘が剣舞をした狙いは沛公の刺殺にあった。
米国は何を狙っているのか。
朝鮮半島の核問題を利用して、
中国の正当な権益を侵害するいかなる国の行為にも断固反対すると。

項羽のいとこ項荘は、鴻門の会で、沛公こと劉邦(のちの漢王朝高祖)を前に剣舞を披露し、乗じて殺そうと企図した。それを項羽の叔父の項伯が同じように舞い、沛公暗殺をさせなかったという故事である。

王毅氏は、危機に瀕する沛公を中国になぞらえた。
項荘はTHAADミサイル防衛網を導入し、中国を陥れようとする韓国にたとえている。
では、この故事で、アメリカは誰か。
それは、項羽から「亜父」と呼ばれ、項羽の将来の禍根を断とうと決意し、項荘を舞わせる「范増」その人である。

残念ながら、中国を守ろうとする項伯は今の所、その役を担う国はない。

この鴻門の会を契機に、命拾いした沛公は力をつけ、反対に項羽は力を削がれ、ついには四面楚歌の状況に置かれ、ついに、烏江のほとりで命を落とすことになる。

王毅さんは、THAADの韓国配備がなされなければ、米国はますます東アジアから力を削がれ、東シナ海から駆逐されると考えているに違いない。

剣舞を派手にやってのける項荘こと韓国は、これまで積極的に行ったことのない開城の工業団地からの引き上げを実施した。北の同胞に援助をくりかえし、その度に煮え湯を飲まされてきた韓国は、もはや手ぬるい手段では北朝鮮を黙らさせることはできない。徹底した締め付けで対応すると決断したのだ。

21世紀の鴻門の会の決着は、果たしていかなる決着を見るのか。
よもや、項荘こと韓国は途中で舞をやめることなどないだろうが、心配だ。
沛公こと中国を守るであろう項伯は果たして現れるのだろうか。
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