<廃棄カツ横流し>産廃業者、14年2月から

「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄した冷凍ビーフカツが横流しされた事件で、食品衛生法違反(無許可販売)容疑で逮捕された、廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県稲沢市)会長、大西一幸容疑者(75)=同市=が2014年2月ごろから、壱番屋から廃棄を委託されたカツの不正転売を繰り返していたことが愛知、岐阜両県警合同捜査本部への取材で分かった。【野村阿悠子、山本佳孝、加藤沙波】

壱番屋が廃棄処理を委託したチキンカツ

 事件を巡り、捜査本部は12日、自治体の許可なくカツを販売したとして、大西容疑者のほか、転売先の食品関連会社「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の実質経営者、岡田正男容疑者(78)=愛知県豊山町=を同法違反容疑で逮捕。また、廃棄委託されたことを隠してカツを食品卸売業者に売ったとして岡田容疑者と、食品卸会社「ジャパン総研」(名古屋市)の元従業員、木村正敏容疑者(76)=愛知県岩倉市=を詐欺容疑で逮捕した。

 捜査本部によると、転売時期は、みのりフーズから押収した領収書で確認した。愛知、岐阜、三重、静岡の食品卸売業者やスーパー、弁当店などを通して消費者まで流通したとみられる。壱番屋がダイコーに廃棄を委託した冷凍カツは約60万枚に上るという。

 捜査関係者によると、大西容疑者はカツを廃棄すると偽り、壱番屋から処分費用をだまし取った疑いもあり、捜査本部は詐欺容疑も視野に捜査を進めている。

 ◇8年前に知り合う

 関係者や民間信用調査会社によると、大西一幸容疑者(75)は調理師などを経て28歳で運送会社に入社。2年後に独立した。

 1978年に運送業者の車両整備を請け負う会社を愛知県津島市に設立。96年8月には、ダイコー本社がある同県稲沢市の土地に産廃処理工場を建設し、賞味期限切れの牛乳を飼料用材料に再利用するなどの事業に乗り出した。

 約20年前からつきあいのある産廃関連会社の男性役員は「当時、産廃処理ができるのはここだけ。近隣の大手食品会社はほとんど引き受けていた。地域では業界の先駆者だった」と振り返る。

 一方、岡田正男容疑者(78)は製麺業を営む父親を手伝い、後を継いだ。長男が手伝うようになると店を任せて、うどん店経営に乗り出した。しかし、2度火災に遭うなど不運に見舞われ、金銭的に苦労を重ねたという。

 捜査関係者によると、大西、岡田容疑者が知り合ったのは約8年前。客として訪れた喫茶店で親しくなった。

 2人が廃棄食品の転売を始めたのは東日本大震災後の2012年ごろとみられる。発端は、風評被害で売れなくなった福島県産ジャコで、岡田容疑者は取材に「ごみとの認識はなかった」と話した。

 同じ頃、岡田容疑者は食品仲介業者として弁当店などに顔が利く木村正敏容疑者(76)を知り合いから紹介された。その約2年後には、木村容疑者を大西容疑者に引き合わせ、3人の接点ができた。

 岐阜県羽島市にあるみのりの倉庫からは壱番屋のカツ以外にも大量の廃棄食品が見つかった。岡田容疑者は岐阜県などの調査に「全てダイコーから仕入れた」と説明。一部食材を市内の弁当店に売っていたことも認めた。

 逮捕前の取材に大西容疑者は代理人の弁護士を通じ、「魔が差した。申し訳ない」とコメント。岡田容疑者は「ばかなことをした。小遣い稼ぎのつもりがえらい代償になってしまった」と後悔を口にしていた。

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