電気柵感電事故から1年 鳥獣被害深刻、住民苦悩 西伊豆

西伊豆町一色の仁科川の支流「川金川」で、幼い子どもを含む男女7人が死傷した電気柵感電事故から19日で1年になる。事故の記憶から電気柵の使用をためらう住民が目立つ中、現場の田畑は鳥獣被害が深刻なため、「無くてはならない」と使用し続ける人も。静岡県や町は講習や点検を重ね、対策に力を注いでいる。
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 川のせせらぎとセミの鳴き声が響くのどかな集落で事故は起きた。「あの日も蒸し暑い日だった」。近所に住む男性(71)は振り返る。

 発生当時、自宅にいた男性は叫び声を聞いて外に飛び出した。川の中には男性2人が倒れていて、負傷者が次々と運ばれていった。柵を設置した男性は事故の19日後に自殺した。

 近所の男性によると、アジサイを動物の食害から守り、近くのジオサイト「一色枕状溶岩」を訪れる観光客に見てもらおうと電気柵を設置していたという。

 現在も周辺の植物には新芽が食べられた跡が目立つ。シカやイノシシは昼夜問わず出没し対策に追われるため、農作物の栽培をやめてしまう高齢者もいるほど。この男性は自宅近くの畑で野菜を栽培しているが、鉄柵や網を使っている。電気柵について「事故以降、この集落で使っている人はいない」と話す。

 静岡県のまとめによると、2015年度の県内の野生鳥獣による農林産物の被害額は約4億9千万円で、13年度以降、増加傾向。そのうち、ニホンジカ、イノシシ、サルによるものが約80%を占める。

 事故現場から歩いて数分の畑で野菜や花を栽培している女性(80)は10年ほど前から電気柵を使っている。設置作業は容易で、危険を感じたことは一切ないという。「網も試したが効果が全く違う。電気柵に頼るしかない」と必要性を訴える。
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<メモ> 川遊びをしていた電気柵設置者の男性の親族とその知り合い一家が次々と感電し、男性2人が死亡、幼い子どもを含む5人が重軽傷を負った。事故を受けて西伊豆町は昨年8月、町内78カ所の電気柵を点検し、危険表示や漏電遮断機の未設置者に指導した。県は毎年開催している鳥獣被害対策総合アドバイザー養成研修にことしから、電気柵機材メーカーによる安全講習を取り入れた。
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