名人とは

寝る前のいい話
室町時代に実在したと言われる剣豪

塚原卜伝。

彼には晩年

極意を伝授しようと考えている1人の弟子がいました。

その弟子が

道端につながれた馬の後ろを通ろうとしたところ

馬が突然後ろ脚を跳ね上げました。

弟子はさっと身をかわし

何事もなかったかのように歩き出します。

その様子を見ていた人たちは

さすがに卜伝の弟子だと噂しました。

ところが

その話を聞いた卜伝はがっかりして

その弟子に極意を授けることを止めてしまいます。

人々は不思議に思い

それならば卜伝ならどうするかと暴れ馬をこっそり卜伝のもとへ連れてきました。
そこに卜伝が現れます。
すると

卜伝は馬からずっと距離を置いて歩き

こちらに向かってきました。
もちろん

暴れ馬も周りに人がいないので

暴れることはありません。

「跳ねた馬の脚をよけるのは

確かに優れた技だ。

しかし

馬の脚は跳ねるものだとわかっていれば

最初から近づかなければよい。

それが名人と言うものだよ」
勃動力三體牛鞭
三体牛鞭