従業員1人1人を軽く見ていると…。

企業における従業員は、経営者と比べると立場が弱い。
際限の無い人事権の前では、ただただ従うしかない。
経営者の意に沿わないことを言ったら、“その職場での死=退職”だからね。

だから経営者は従業員を使う場合、細心の注意を払う必要があると思う。
従業員が、際限の無い人事権の下で働きますと表明しているんだからね。

細心の注意を払うということは、語弊があるけれど、従業員の顔色を見るということだと思う。
顔色を見るとなると、真っ先に「怠けているか。」ということが浮かんできそうだが、
そればかりでは無いと思う。
感服する働き方をした従業員を表彰したり、
疲れて働けない従業員には休暇を取らせたりすることも人事権だと思う。
従業員1人1人に関心が無ければ、従業員に負荷を掛けるような人事権しか発動しないと思う。

今回のコミュミティFMの社長も、従業員1人1人に関心が無かったかも知れない。
「コイツらは、逆らわない。」と思って、軽く見ていたかも知れない。
だから、給与遅配も平然とやってのけたのだと思う。

もしくは、良い方に解釈するならば、
「給与遅配の件は分かってくれていると思って、何も説明しなかった。」かも知れないけど、
それでも、その都度説明は必要だろう。
やっぱり、軽く見ていたんだろうな。

それにしても、「8人一斉によく辞められたな。」と感心するばかりだ。
これだけの人数になると、経営者に媚びへつらうか、
今後が不安になって足が止まってしまうかで、最低1人は脱盟者が出てくるものなのに。
それが心を一にしたのだから、相当鬱積したものがあったんだろう。

従業員が計8人とのことだが、恐らく少し前までは10~12人程度だったと思う。
給与遅配や社長の方針に嫌気がさして、1人減り、2人減り…、となったんだと思う。
1人2人減った程度だったら、「アイツらやる気無かったんだよ。」と言うだけで済むけれど、
(これでも十分問題発言だが)
8人一斉に辞めたとなれば…。
原因はどちらにあるかは明らかだ。

それにしても、今回の騒動になる前に、労使間で話し合いが出来なかったのかな。
恐らく、経営者側が話し合いに応じなかったんだと思う。
従業員側に舐められるとでも思ったからかな。
まあ、「舐められる。」と思っているうちは、その経営者はアウトだと思うが。

普段から労使間のコミュニケーションが十分に図られていれば、
企業存亡の危機に殆どの従業員は、経営者に協力すると思う。
経営者は権力者であるけれど、その権力は従ってくれる人がいるから行使できることを
胸に刻んでおくことが必要なのかも知れない。

もう1つ感想を。
弱者である従業員側が一致団結して強者である経営者に一矢報いたのは、傍から見てスカッとする。
まるで、スズメバチを蒸し殺したミツバチの集団というか、忠臣蔵というか。
次元の違う話と一緒にしてはいけないんだが…。
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