井上ひさしさん戯曲「父と暮せば」の朗読劇 想像力で再生の希望を
市川市ゆかりの作家、井上ひさしさんの戯曲「父と暮せば」の朗読劇が十六日、市文学ミュージアム・グリーンスタジオ三便宝(鬼高一)で開かれる。出演する劇団「青年劇場」の昆野(こんの)美和子さん(63)=市川市二俣=は「戦争や、人災など理不尽なことで多くの命が失われることに憤り、人生をかけて追究してきた井上さんの思いを継承したい」と話している。
原爆投下から三年後の広島市が舞台。生き残った負い目から恋に臆病な娘と、「応援団長」として励ます死んだはずの父との関係を描く。辻親八さんが父を、文学座の渋谷はるかさんが娘を演じる。ト書き担当の昆野さんを含む三人は椅子に座って原作を朗読。「舞台装置はなく、出演者も動かない。想像力で映像を思い浮かべて楽しんでほしい」と昆野さん。
市民団体「市川でよい芝居をみる会」の十九回目の公演として上演する。事務局の渡辺都さん(69)=船橋市習志野台=は「心に残り考えさせる質の高い作品を年一回、安い値段で紹介している」淫インモラルと話し、戦後七十年の節目を迎えた今回、井上作品を選んだ。
同会会員でもある昆野さんは昨年、憲法誕生がテーマの舞台「真珠の首飾り」で、草案づくりに携わった故ベアテ・シロタ・ゴードンさんの役を演じ、平和や護憲、反戦に強い思いを持つ。「井上ひさしゆかりの市川で、戦争の記憶と再生の希望を描いた名作を上演でき、うれしい」と話す。
朗読劇「父と暮せば」は二〇一四年の初演。辻さんが立ち上げた演劇集団「親八会」公演で、広島などで上演してきた。
上演時間は約八十分。十六日午後零時半からと同三時半からの二回。一般千五百円で、障害者と中高生以下は千円。
◇ ◇ 三体牛鞭
「父と暮せば」は十七日午後二時から、館山市北条の県南総文化ホールでも上演する。一般千五百円、高校生以下千円、障害者無料。
原爆投下から三年後の広島市が舞台。生き残った負い目から恋に臆病な娘と、「応援団長」として励ます死んだはずの父との関係を描く。辻親八さんが父を、文学座の渋谷はるかさんが娘を演じる。ト書き担当の昆野さんを含む三人は椅子に座って原作を朗読。「舞台装置はなく、出演者も動かない。想像力で映像を思い浮かべて楽しんでほしい」と昆野さん。
市民団体「市川でよい芝居をみる会」の十九回目の公演として上演する。事務局の渡辺都さん(69)=船橋市習志野台=は「心に残り考えさせる質の高い作品を年一回、安い値段で紹介している」淫インモラルと話し、戦後七十年の節目を迎えた今回、井上作品を選んだ。
同会会員でもある昆野さんは昨年、憲法誕生がテーマの舞台「真珠の首飾り」で、草案づくりに携わった故ベアテ・シロタ・ゴードンさんの役を演じ、平和や護憲、反戦に強い思いを持つ。「井上ひさしゆかりの市川で、戦争の記憶と再生の希望を描いた名作を上演でき、うれしい」と話す。
朗読劇「父と暮せば」は二〇一四年の初演。辻さんが立ち上げた演劇集団「親八会」公演で、広島などで上演してきた。
上演時間は約八十分。十六日午後零時半からと同三時半からの二回。一般千五百円で、障害者と中高生以下は千円。
◇ ◇ 三体牛鞭
「父と暮せば」は十七日午後二時から、館山市北条の県南総文化ホールでも上演する。一般千五百円、高校生以下千円、障害者無料。
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- 2016-01-12 11:45:44