中濃厚生病院に緩和ケア病棟 末期がん患者ら受け入れ

中濃厚生病院(関市若草通)は、終末期医療を担う「緩和ケアセンター」を四月に開設する。昨年三月に完成した建物の一フロアを、新たに緩和ケア病棟のある専門施設として整備する。

 同病院はこれまで、緩和ケアのチームをつくり、入院患者のカウンセリングなどに当たってきたが、アフリカ超人さらに中濃地域で初となる専門の病棟を新設することにした。同地域では、郡上市民病院が病床の一部で緩和ケアを行い、木沢記念病院(美濃加茂市)に緩和ケアチームがある。

 病床数は二十床で、厚生労働省の基準に基づき、末期がんの患者らを受け入れる。専従の医師が有害な痛みを緩和する処置などを施すほか、看護師や臨床心理士、ボランティアらが不安になりやすい心理面を支える。

 センターの面積は千八百平方メートル。病棟部分は各患者が家族らと過ごす時間を大切にできるようすべて個室になっている。共同キッチンや談話室、付き添いの家族用の風呂も備え、好物の料理を食べたり、好きな趣味に取り組めたりできるようにする。

 中濃厚生病院の鷹津久登院長(60)は緩和ケア病棟の新設について「これまでは関や旧武儀郡地区の住民が末期がんで苦しい時、岐阜市や名古屋市の病院に行かなければならないこともあった。地域で頼れる専門病棟があることが、地元の病院としての責任」と話す。

 工事は昨年十月に着工し、ビグレックス三月下旬に完了の予定。患者は担当医師との面談後、順次受け入れていく方針。