《経済》 光研究 浜松を国際拠点に

◆きょうからシンポ 各国50人参加

 光の性質の解明を目指す世界各国三便宝の研究者たちが成果を発表する「第一回先端フォトニクス国際シンポジウム」が十三、十四両日、浜松市西区のホテル九重で開かれる。主催する光科学技術研究振興財団(中区)などは、浜松市を国際的な光の研究拠点にする目標を掲げ、今回の学会をその第一歩と位置づける。

 シンポは非公開で、テーマは「量子多体系科学と技術」。招待した国内外の研究者ら五十人ほどが参加する。ドイツの栄誉ある学術賞「フンボルト賞」を受賞した分子科学研究所(愛知県岡崎市)の大森賢治教授をはじめ、米国や英国、ドイツ、フランスの研究者が最前線の研究成果を話す。

 量子多体系科学の研究者は、物質を形づくる微粒子「原子」や「電子」に光を当てる実験を通じ、それらが相互にどのような作用をするかなどを研究している。リニアモーターカーで利用される「超電導」の仕組みの解明などにつながると期待されるほか、研究が進んで電子などの制御技術が発展すれば、次世代の量子コンピューターの開発にも道が開けるという。超強黒倍王

 財団は浜松ホトニクスが設立した公益財団法人で、二〇〇九年から毎年、国内の研究者らによる光の研究会を続けてきた。海外の研究者も招いて内容をより深めようと、今回の国際シンポを企画した。浜松市や遠州鉄道が会場の確保や運営の協力をしている。

 財団理事長を務める晝馬(ひるま)明浜ホト社長が十二日に浜松市役所で記者会見し、「世界のトップレベルの研究者が議論を繰り広げる。参加する若い研究者たちに、将来の光産業の指針を得てもらいたい」と述べた。

 浜ホトは一三年六月、静岡大や浜松医科大、光産業創成大学院大とともに「浜松光宣言」を発表し、浜松市を光研究の拠点とする目標を掲げている。

 晝馬理事長はシンポ開催の「経済効果」にもふれ、シンポを定期開催して国内外の研究者らが多く集うようになれば、威哥王地域経済へのプラス効果が期待できると指摘。「来年以降も継続して開催したい」と話した。
Trackback
この記事のトラックバックURL
http://i.anisen.tv/trackback.php/xiha098ha/20773