麻生氏、企業統治充実へ新会議設置 金融庁と東証

麻生太郎財務・金融担当相は7日の閣議後会見で、金融庁と東京証券取引所が共同事務局になり、上場企業の企業統治指針「コーポレートガバナンス・コード」と機関投資家に企業との対話を求める「スチュワードシップ・コード」に関する会議を設置する方針を示した。

 会議では両コードの普及や定着状況を確認するほか、コーポレートガバナンスの充実に向け、企業経営者や投資家、有識者などによる議論や提言も行う。麻生氏は「形だけではなく、実効的にガバナンスを機能させることは重要な課題だ」と述べた。
 真面目に働き、この国の高度成長を担ってきた。現役時代にこつこつ貯めたカネと年金で老後は安心して暮らせると思っていた。それなのに、ああ、なぜこんなに財布の中身が不安で仕方がないのか。

まとまった出費はないのに

 「当たり前の生活をしてきたと思うんですが、なんでこんなに経済的に困るんだろうと思いますよ。車も軽自動車に乗りかえましたし、外食などしばらくしていません。娘にマンションの頭金をいくらか出してくれないかと言われたときには、妻と一晩徹夜で話し合いました。相手方(娘の夫の実家)の手前もあって、結局300万円出したのですが、それは万が一の際にとっておこうと思っていた資金でしたから……」

 埼玉県在住の田山恒和さん(72歳・仮名)は、苦しい胸の内をこう語る。

 日本は「70歳まで現役」の時代に突入したとされ、OECDの統計でも、日本人男性の実効退職年齢は69・1歳に達しているとされる。

 ところが、長い年月働き続け、ようやく真のリタイアを迎えた、70歳以降の人々から、いま「カネがどんどん減っていき、不安で仕方がない」、「予期せぬ出費で苦しく、悠々自適の老後にはほど遠い」といった声があがっている。とりたてて派手な生活をしているわけでもないのに、気づけば、貯金が底をつくのではと心配するハメになっている。70過ぎからおカネがどんどん出ていく原因とは、いったい何なのか。

 冒頭の田山さんは、大学卒業後、中小の機械部品メーカーに就職して約40年間、経理畑を歩んできた。60歳での定年後も再雇用され、68歳まで仕事をつづけた。

 月々の収入は基礎年金と厚生年金を合わせて夫婦で23万円弱。60歳の定年時に退職金が約900万円出たが、自宅ローンの残金を返済したため、大きく目減りした。68歳の時点で、現役時代からの蓄えと合わせて2000万円の預貯金があったものの、前出の娘夫婦のマンション購入を助けた件もあり、すでに1600万円を割り込んでいる。

 「まとまった出費はしないように気を付けていますが、ダラダラとカネが出ていくんです。たとえば医療費。幸い夫婦とも大病はしていませんが、私は高血圧と軽い狭心症、女房には糖尿の気があって、近所の病院に月に1~2回、お世話になっている。

 その診察と薬の費用を見ると、私は月約8000円、女房は最近、歯の治療もあって約2万円払っています。3歳年下の妻は今年70歳になりますが、健康保険の制度が変わったので、私が1割ですんだ自己負担が、2割になる。ただ自己負担の限度額を超えているから、結局は月1万2000円になるのかな」


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男宝