<おそ松さん>六つ子に夢中の“おそ松girl”急増 人気の理由は

故・赤塚不二夫さんのマンガ「おそ松くん」を約27年ぶりにテレビアニメ化し、10月から放送されている「おそ松さん」(テレビ東京)が話題だ。ナンセンスギャグで子供たちに親しまれた原作マンガから一変、女性ファンが急増し、六つ子のファンを意味する“おそ松girl”、“カラ松girl”など“~松girl”を自称する女性も増えている。その理由と魅力を探った。

 「おそ松くん」は、1962年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載がスタートし、コミックスの累計発行部数は1000万部以上を誇る人気作。松野家のおそ松ら六つ子が巻き起こすドタバタを描いたギャグマンガで、イヤミの「シェー」と叫ぶギャグが流行語になったほか、チビ太、デカパン、トト子などのキャラクターも人気を集めた。
媚薬カプセル
 10月から放送されている「おそ松さん」はテレビアニメとしては第3作目。赤塚さんの生誕80周年を記念した作品で、おそ松らが成長して大人になった姿が描かれている。放送開始から約3カ月だが、すでに数十種類のおそ松グッズが販売されているほか、六つ子のアートなどを施した“おそ松ネイル”、“ラテアート”などを楽しむファンも現れている。

 さらに、10日に発売された月刊アニメ誌「PASH!」2016年1月号(主婦と生活社)は、「おそ松さん」の付録のポスターやパスケースの応募者全員サービスなどが人気を集め、同社によると約6万部を完売し、約1万部を増刷することになった。また、女性向けの月刊マンガ誌「YOU」(集英社)でマンガ化されることも発表され、さらに女性ファンが集まりそうだ。
蔵八宝
◇“イケボ”声優の起用がきっかけに

 第2作目までは、六つ子の声を「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイなどの林原めぐみさん、「ポケモン」のサトシ役などの松本梨香さんと、主に女性声優が務めていた。しかし、今回は、櫻井孝宏さん(おそ松)、中村悠一さん(カラ松)、神谷浩史さん(チョロ松)、福山潤さん(一松)、小野大輔さん(十四松)を、入野自由さん(トド松)と、いわゆる“イケボ(イケメンボイス)”と言われる人気男性声優を起用した。

キャスト発表の段階で注目を集め、女性ファンが「おそ松さん」を見始めるきっかけとなったが、放送開始後も、ドタバタギャグの応酬に加え、ある種のアドリブにも聞こえるような実力派声優陣の熱演が一層女性ファンを取り込むことになった。

<シャープ>液晶事業売却先、サムスン浮上

経営再建中のシャープの液晶事業の売却先として、韓国・サムスン電子が新たに浮上していることが8日分かった。シャープの液晶事業を巡っては、ジャパンディスプレイ(JDI)が、官民ファンドの産業革新機構の資金提供を受けて子会社化する案が本命視されている。また、台湾の電子機器受託製造大手、蟻王 鴻海(ホンハイ)精密工業への売却も検討されている。ただ、いずれの交渉も売却額などを巡って難航する可能性があるため、シャープの主力取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行は、選択肢を増やしておき、何としても売却を実現させたい考えだ。

 革新機構はシャープ支援の条件として、主力2行に債権放棄を求める構えだ。だが、媚薬カプセル主力2行は今年6月に総額2000億円の融資を優先株に振り替える金融支援をしたばかりで、債権放棄は「ハードルが極めて高い」(主力行幹部)。このため、革新機構との協議が難航する可能性もある。鴻海との交渉も先行きが見通せないため、サムスンも選択肢に加え、より幅広く売却を模索する。

 サムスンは近年、中小型パネルについては、発色が優れ、より薄型にできる有機ELにシフトしている。シャープの液晶技術を加えれば、さらにパネルを高性能化できるメリットがあるとみられる.