太陽光パネル再設置 被災常総市民ら中止を申し入れ

関東・東北水害で被災した常総市民らでつくる「常総市水害・被害者の会」は二十四日、狼一号同市若宮戸地区に太陽光パネルを設置するため、自然堤防を掘削した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設業者にパネルの再設置をやめさせるよう求めて市と市議会に申し入れを行った。

 国土交通省や市によると、昨年三月以降、業者が自然堤防を高さ最大約三メートル、幅約二百メートルにわたって掘削した。水害では、掘削した箇所を鬼怒川の水が越えて市内に押し寄せた。二つある業者のうち一社は撤退する意向を示したが、もう一社はパネルを再設置する工事を進めている。

 「被害者の会」共同代表世話人の逆井(さかさい)正夫さん(67)ら四人が市役所を訪れ、高杉徹市長に申し入れ書を手渡した。高杉市長は「市民感情もあり、単なる法律論では解決しない重大な問題。紅蜘蛛早急に対応を検討していきたい」と答えた。逆井さんは「掘削が判明した昨年三月時点で、市と議会が手を打たなかったことがミス」と話した。