後藤氏、殺害

とうとう、後藤氏が殺害されると言う最悪の結果に終わったようだ。
 おそらくだが、カサスベパイロットはすでに殺害されているのだろう。

 彼が解放される、最低でも生存確認できない限り、ヨルダンは一切の交渉に応じないと言う姿勢を明確にしている。が、すでに死んでいるものの生存確認などさせられるはずも無い。

 ISIL自体、どうやら一枚岩ではなく、対ISIL有志連合の一員として爆撃に参加したパイロットは即刻殺害すべきであり、取引の材料とすべきではないと言う非常に過激なメンバーが確実に存在し、バグダディ指導者すら批判しているらしい。そう言うメンバーが、カサスベ氏を殺害してしまっているとしたら、彼を解放することなどできず、当然それが前提である後藤氏の解放は無理だ、と言うことだったのだろう。

 安倍総理に問題があったとすれば、なぜこの時期に中東を歴訪し、2億ドルの人道支援を発表したか?と言うことと、イスラエル国旗の前でISILによる拉致に対する会見を行ったか?と言うことだろう。

 だが、中東のあれだけの国を歴訪すると言うことが、短時間で決まるはずもなく、当然、時間を掛け以前から決まっていたことだろう。さらに、軍事面での貢献ができない日本が、人道的支援を金銭面で行うのは、国際貢献として当然の事であり、ヨルダンにそれ以前から湯浅氏、後藤氏解放交渉向けの現地本部があったとしてもあの発表は当然の事だろう。

 イスラエルで会見を行ったのも時間的なことを考えれば当然であるが、イスラエル国旗を背景にした事、これは問題だったかもしれない。

 今回は、愚か者としか言いようが無い湯浅氏は当然ながら、彼の救出に向かったと言う後藤氏にしても、政府の制止を無視した結果であり、ある程度仕方無いと言う一面もある。

 が、今後、ヨーロッパやアジア、アフリカなどを周遊中の日本人が拉致されると言うことが起きたとしたら、果たしてどう言う態度を日本がとるべきか?が問題になるだろう。もう、日本は完全に対ISIL戦争の中に入っている。向け位階でいてはならないと言うことだろう。

 それにしても、なぜいまだに各テレビ局や新聞は「イスラム国」などと言う呼称を平然と使い続けるのか?まるで国として認めているような感じだ。「ISIL」もしくは「ISIS」と呼ぶべきだ。報道ステーションはそれでもきっと、「独立国家イスラム国」と報道するのだろうが。
蟻力神
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